2022 Fiscal Year Annual Research Report
Developing an in-service teacher training program and supporting tools for team-teaching with ALTs
Project/Area Number |
18K02626
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Research Institution | Ehime University |
Principal Investigator |
池野 修 愛媛大学, 教育学部, 教授 (70294775)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | ティーム・ティーチング / ALT / 教員研修 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は,小学校外国語及び中学校英語におけるティーム・ティーチング(TT)授業に関する詳細な調査を行い,調査結果に基づき,TT向上のための教員研修プログラム,TT支援のためのツールの開発と評価を行う研究である。2022年度の主要な研究成果は,2019年度に実施した「TTに関する教員研修プログラム」を修正し再実施したこと(修正→再実施は研究計画通り),及びTT教員研修資料やTT授業支援ツールをまとめたブックレットを作成したことである。教員研修プログラムの再実施は,本来は2020/2021年度に実施の予定であったが,計画していた教員研修等がコロナ禍が原因でいずれも直前で中止になったため,科研を延長して2022年度に実施することとした。修正した教員研修プログラムは,「愛媛県職員レベルアップ研修」(2022年8月22日,愛媛大学)として実施し,特にALTが考えるTTの課題についての話し合い,「TT支援ツール」のカスタマイズ,ALTと行うスモール・トークの練習などを大幅修正した活動を入れている。また,この教員研修に合わせて,現職教員から得た評価データを基に,TT授業計画シート,TT授業振り返りシート,ALTへの要望をまとめたシート,TT評価ルーブリックなどを作り直した。これらの研究成果を含める形で,ブックレット『外国語(英語)ティーム・ティーチング改善のための教員研修資料及び支援ツール」を編集し,発行した。 これらに加えて,研究期間全体では,(1) 日本人教員を対象としたTTに関する質問紙調査の実施,(2) ALTを対象とするTT調査の実施,(3) 日本人教員を対象としたTT教員研修の実施(全3回),(4) ALT対象のTT研修の実施(1回),(5) 研究成果(TTの現状と課題,TT教員研修)をまとめた論文(2編)の発行,(6) 学会での口頭発表(2回)などが主要な成果である。
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