2020 Fiscal Year Annual Research Report
The development and application of "The Circulatory Growth Art Program" for early childhood education
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18K02642
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Research Institution | Tokoha University |
Principal Investigator |
村上 誠 常葉大学, 健康プロデュース学部, 教授 (30331606)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 幼児教育 / 循環成長型アートプログラム / アート教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、3つのステージを設定していた。【研究】〈循環と成長〉の考察、【研究2】アートプログラムの開発と実践 、【研究3】『循環成長型アートプログラム』の公表。最終年度は、【研究3】『循環成長型アートプログラム』の公表を以下の2つの方法で進める予定であった。1)展覧会として『あそびが、育つ。(循環成長型アートプログラム、その実践記録2003~2019)』展、2)実践記録集『あそびが、育つ。』の出版、である。しかし、2020年度初頭から始まったコロナ禍によって、10月に予定していた展覧会は無期延期にせざるを得なくなった。そのため、記録集の出版に多くの時間を割き、年度内に印刷を終えて実践の協力者と保育関係の各機関に配布することができた。展覧会については、研究協力園の強い要望もあり、コロナが治まった後、これまでの実践に最新のデータを加え、2022年度に開催したいと考えている。 このような厳しい状況の中でも子どもたちの創造的な生活は逞しく続いた。夏から冬にかけての研究協力園での実践「お茶を、楽しむ」が園と子どもたち、そして保護者とのコラボレーションによって実現した。この実践はお茶どころS市の地域性を取り入れ、同時に保育の中に保護者を呼び込んだことにおいて、今後の新たな展開につながる可能性を示した。展覧会は延期になったが、インターネットを通じて展示のマケット(模型)を公開できたこと、また年度内に、2つの保育者を対象にした実践「新しいアートの実践」(浜松市こども家庭部主催)と研究保育「身近な素材の再発見」(浜松福祉会主催)が三密対策を徹底して実施できたことも、最後に記しておきたい。
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Research Products
(1 results)