2022 Fiscal Year Annual Research Report
Practical research on the relationship between competencies and curriculum content
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18K02685
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Research Institution | Chubu University |
Principal Investigator |
子安 潤 中部大学, 現代教育学部, 教授 (90158907)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 教師の自律性 / 授業の画一化 / 資質・能力の形成 / 教科内容研究 / 教育のデジタル化 / 学習ログの収集問題 |
Outline of Annual Research Achievements |
2022年度には、教育とりわけ授業のデジタル化がタブレットとアプリケーションを利用する形で進行したが、そうした形態とリアルな授業実践との違いを中心的な関心事として資料の収集と分析を行った。また、デジタル化に伴って生成するログの問題に関する考察を行った。 それらの結果を学会関係では、日本教育法学会と日本教育政策学会の課題研究等において報告した。また、その感染症下における子どもへの影響については広島大学のプロジェクトの研究会において報告した。それぞれの報告は、当該の学会紀要や研究報告書に記載されている。 この研究は、当初、「資質・能力形成と教科内容に関する研究」というタイトルに有るように、教師が両者の関係をどのように把握して自律的に展開しているか、展開していくべきなのかを授業実践や教師調査を通じて考察すべく出発した。初年度は順調に始まったが、感染症の蔓延と規制に伴って、対面による研究が不可能となり、同時に教育実践もGIGAスクール構想の影響を受けて変容したために、テーマそのものは変更せずにアプローチと直接収集するデータを変えた。すなわちデジタル化によって、資質・能力形成にどのような影響があるのか、教科内容研究の在り方に変容があるのか、それらの相互の関係にいかなる変化が有るのかを追求することとした。これらの成果は、2021年度までの成果については『画一化する授業からの自律』学文社にまとめたが、2021から22年の研究的展開については『資質・能力形成と教科内容に関する研究資料集』にまとめた。これらについては研究に協力いただいた関係者・団体に送った。
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Research Products
(5 results)