A comparison research between Korea and Japan concerning the practical education for industrial innovation by Industry-University collaboration

2020 Fiscal Year Research-status Report

• Project/Area Number: 18K02694
• Research Institution: Yamagata University
• Principal Investigator: 小野 浩幸 山形大学, 大学院理工学研究科, 教授 (20312754)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 木村 雅和 静岡大学, イノベーション社会連携推進機構, 教授 (50177929)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2022-03-31
• Keywords: 産学連携 / イノベーション / 日韓比較研究

Outline of Annual Research Achievements

本研究は、産学連携に関する日本と韓国の①政策の変遷、②産学連携プロジェクト体制の違い、③産学連携研究の成果と社会実装の状況、④教育効果、⑤特許ライセンス等の産業界への貢献度の比較研究を通じて、大学等の研究成果等に基づくイノベーション発現モデルの違いを明らかにし、それをもって、産学連携における技術移転プロセス、インターンシップ等を活用した高度産業人教育手法について論じることを目的としている。3か年計画の最終年にあたる令和2年度については、コロナウィルス感染拡大の影響により、韓国への現地調査、韓国産学協力学会との研究成果の交換・議論等の研究活動はできなかった。一方、これまでの研究から明らかとなった結果に基づき、以下の研究成果の発表及び情報発信を行った。
１．令和元年度に実施した全国アンケート調査の分析結果をまとめ、調査に協力した全国の大学の産学連携担当部門に送付した。（令和2年6月）
２．上記アンケート結果分析により明らかになった内容として、日韓の産学連携の組織的体制の違いをまとめ、産学連携学会第18回大会において研究発表を行った。（令和2年11月17日～18日）
３．本研究のテーマと問題意識を広く国内外の研究者に発信し、今後の研究に向けたネットワークを形成するために、英国Science Impact社の“Collaboration Energises Social Sciences”に本研究に関する記事を掲載した。

Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

コロナウィルス感染拡大の影響により、韓国への現地調査、韓国産学協力学会との研究成果の交換・議論等の研究活動はできなかった。また、令和2年度に予定していた日本の産学連携学会と韓国の産学協力学会との連携による日韓ワークショップも行うことができなかった。このため、これらの研究活動については令和3年度に持ち越すこととした。

Strategy for Future Research Activity

令和3年度は、これまでの研究実績を踏まえて、日韓間の行き来が可能となれば、韓国産学協力学会の研究者を招聘し、研究意見の交換を行いたいと考えている。
１．日韓の研究者を招聘しての国際ワークショップの開催
２．日本国内の特徴的事例及び韓国における追加的ヒアリング調査
３．研究結果を取りまとめた論文の投稿とイノベーションモデル化の提案

Causes of Carryover

コロナウィルス感染拡大のため、日本と韓国間の研究者の往来が不可能となり、現地調査やワークショップ開催による研究成果の交換ができなかったため、これらの研究活動については次年度（令和3年度）に持ち越すこととした。

Research Products

• [Presentation] 産学連携システムの日韓比較 (2020)
  • Author(s): 小野浩幸、鈴木昭一、鹿野京子、李素ジョン、木村雅和
  • Organizer: 産学連携学会第18回大会