2018 Fiscal Year Research-status Report
大学のレピュテーション・マネジメントの推進のためのIRの活用のあり方に関する研究
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18K02705
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
高田 英一 神戸大学, 評価室, 准教授 (60336039)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
森 雅生 東京工業大学, 広報・社会連携本部, 教授 (20284549)
関 隆宏 新潟大学, 経営戦略本部, 准教授 (30380546)
大石 哲也 東京工業大学, 広報・社会連携本部, 特任准教授 (30552236)
小柏 香穂理 帝京大学, 公私立大学の部局等, 講師 (60379922)
劉 沙紀 九州大学, インスティテューショナル・リサーチ室, 学術研究員 (50773933)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | レピュテーション / レピュテーション・マネジメント / IR |
Outline of Annual Research Achievements |
平成30年度においては、大学のレピュテーション・マネジメントに関しては、わが国では、これまで大学におけるレピュテーション・マネジメントのあり方に関する先行研究がほとんど見当たらない現状を踏まえて、今後の研究の基礎として大学のみならず、企業等のレピュテーション・マネジメントの研究状況の確認のための文献調査を行った。また、大学のIRに関しては、研究代表者・研究分担者が所属大学において担当しているIR業務の遂行を通じて知見の深化を図るとともに、先進的な取組に関する文献調査等を行った。 さらに、レピュテーション・マネジメントに取り組んでいる大学の国際的なネットワークであるWorld 100 Reputation Networkの主催の国際会議W100 Annual Conference 2018(Vancouver, Canada 27-28 September 2018)に参加し、大学における国際的なレピュテーション・マネジメントの状況についてヒアリング調査を行った。これにより、レピュテーション・マネジメントに関する先進的な大学の取組状況等を把握することができたが、現時点では、レピュテーション・マネジメントへのIRの活用事例はほとんど見られない状況が明らかになった。 以上の研究成果については、本科研費によって開催した「大学IR集中講習会」(平成31年2月27日~28日開催、東京国際フォーラム・ガラス棟G402)における研究代表者及び研究分担者の講演を通じて、大学等のIR実務担当者に対して、知見をフィードバッし、共有を図るとともに、意見交換を行うことで知見の深化を図った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
本年度は、先行研究等の確認を通じて、国内の大学のRMの取組の全体的な実態が必ずしも明確でなかったため、国内大学へのヒアリングについては実施を見送った。このため、平成31年度に国内の大学の全体的な状況に関するアンケート調査を実施し、その結果を踏まえて、ヒアリング対象の大学を選定し、ヒアリング調査を実施する予定である。
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Strategy for Future Research Activity |
平成31年度に国内の大学の全体的な状況に関するアンケート調査を実施し、その結果を踏まえて、ヒアリング対象の大学を選定し、ヒアリング調査を実施する予定である。また、アンケート調査によって把握された実態と課題を元に、わが国の大学におけるRMのあり方に関する検討を行う。
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Causes of Carryover |
平成30年度に実施予定であった大学に対するヒアリング調査を、平成31年度(令和元年度)のアンケート調査の実施後に行うこととしたため。
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