2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of the training program to utilize the common knowledge that IR seniors extracted from the analysis example of each university, and to improve the analytical ability of the IR beginner
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18K02706
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Research Institution | Tottori University |
Principal Investigator |
大野 賢一 鳥取大学, 学長室, 教授 (90314608)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
嶌田 敏行 茨城大学, 全学教育機構, 教授 (00400599)
岡部 康成 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (10413569)
小湊 卓夫 九州大学, 基幹教育院, 准教授 (30372535)
藤井 都百 九州大学, インスティテューショナル・リサーチ室, 准教授 (50437092)
田中 秀典 宮崎大学, 農学部, 教授 (50529253)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | IR / 共通知 / 共通分析セット / 分析スキル / 人材育成 |
Outline of Annual Research Achievements |
本補助事業期間において、3つのフェーズ(①共通事象の抽出及び分析パターンの体系化(以下、共通知という)、②勉強会の開催及び共通分析セットの作成、③実用度アンケート調査の実施並びに共通分析セットの実用検証及び普及)において研究活動を展開した。 2022年度(最終年度)は、主に共通知を活用した演習方法の開発及び研修プログラムの企画に取り組むとともに、新型コロナウイルス感染症の影響により開催できていなかったIR初級者向け研修会を実施した。演習方法の開発では、今までに収集した共通知の妥当性を再度確認するため、研究会を開催し、「継続的改善のためのIR/IEセミナー2021」の発表資料(アンケート結果等)を基に各設問における回答者の傾向やその要因等について検討した。その結果、分析経験の有無により回答者の認識が異なること、共通知は「解を提供するもの」ではなく、「考える時の切り口的なもの」として利用する方が効果的であることが分かった。そこで、共通知から厳選した項目で構成した4つのテーマ(入試、教務、大学生活、就職・卒業)を設定し、参加者が事前に選択したテーマにより班編成を行った。各班にはファシリテーター(IR実務経験者)を配置し、参加者が持ち寄った情報(各大学の状況等)に基づく議論や全体共有が可能なグループワーク方式を採用した。 IR初級者向け研修プログラムは、IRの基本、業務遂行の課題や注意点等を学んでいただくため、前半は内部質保証やエンロールメント・マネジメントを題目とした「講義編」、後半は共通知を教材とした「演習編」(対面形式)で構成し、「継続的改善のためのIR/IEセミナー2023」において開催した。参加者のアンケート結果では、本研修に対する理解度(肯定的回答率95%)及び満足度(肯定的回答率95%)が非常に高かったことから、本研修は適切なレベルで実施できたと考えられる。
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Research Products
(14 results)