2021 Fiscal Year Research-status Report
教育言語の英語化という社会実験:カザフスタンに見る大学教育改革の課題
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18K02712
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Research Institution | Yamaguchi Prefectural University |
Principal Investigator |
岩野 雅子 山口県立大学, 国際文化学部, 教授 (70264968)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 言語政策 / 英語教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はコロナ禍で現地調査が行えず、2021年度も同じ状況が続いたため、オンラインによるインタビュー調査に切り替えて準備を行っていた。3言語政策の変化等に関する論文や資料については収集を継続し、現地とのオンラインによるやり取りを行った。 また、カザフスタンの研究費を得て来日する予定の研究者との研究交流会を計画していたが、コロナ禍のために来日のビザ申請ができない状態のまま2021年度が終了した。これは2022年度に延期となっている。 2021年11月から12月にかけてオンライン聞き取り調査の準備を整えることができ、2022年1月から2月にかけて実施予定としていたが、2022年1月初めに起きたカザフスタン暴動により、空港封鎖やインターネット遮断等が起き、ヌルスルタン(元アスタナ)およびアルマトイとの連絡が途絶えた。その後、現地の研究協力員の無事は確認できたが、オンライン聞き取り調査の実施は困難ということになった。 このため、研究の再延長を申請した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
コロナ禍の継続と、2022年1月に起こったカザフスタン暴動の影響による。
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Strategy for Future Research Activity |
研究論文や資料収集により、ロシアよりとなったカザフスタンの3言語政策の変化についてまとめる。また、2022年1月以降に計画していたオンライン聞き取り調査について再調整を行うとともに、カザフスタンからの研究者の来日の実現をまって研究交流会を開催する。
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Causes of Carryover |
コロナ禍で現地調査ならびに研究交流会ができなかったため。また、オンライン聞き取り調査に切り替えたが、実施予定期間を前にカザフスタン暴動がおき、実施ができなくなったため。
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