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2021 Fiscal Year Research-status Report

地域との協働で創るグローバル市民育成モデルの開発

Research Project

Project/Area Number 18K02717
Research InstitutionRitsumeikan Asia Pacific University

Principal Investigator

廣津 公子  立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (50793593)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 板橋 民子  立命館アジア太平洋大学, 言語教育センター, 講師 (80469402)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2023-03-31
Keywordsグローバル市民 / 地域 / 複線径路・等至性モデル / 多文化共生 / 大学教育 / 言語学習 / 誘い
Outline of Annual Research Achievements

2021年度は複線径路・等至性モデル(TEM)による分析から拾い出したキーワードである「誘い」「ロールモデル」「振り返り」の3つを組み込んだ活動を考案した。まず、地域で活躍している先輩たちとの交流会を実施し、まだ地域との距離が近くない後輩を巻き込むきっかけ作りを試みた。しかし、コロナ禍における行動制限や活動自粛が続く中では、直接的な交流はなかなか促進されなかった。そこで、大学生が言語を学びながら地域とより深く楽しくつながるためのプラットフォームとして、ウェブサイト「びばべっぷ」を立ち上げた。デザインやプログラミングの知識に長けた学生2名をアルバイトとして雇用し、どのようなものを作ればいいか、話し合いを続けながら改善を重ねた。
2021年度後半は、「誘い」により、地域や表現をすることに興味がある4名が加入することとなり、6名体制となった。このサイトでは、学習言語で地域にまつわることを発信するということだけをルールとしていたため、各々がイラスト、語学力、記事の執筆等、自分の得意分野での才能や伸ばしたいと感じている力を使って、自由に表現し発信を続けた。また、月2回の定期的なミーティングで交流を図り、互いの意見を聞きながら、内容を充実させていった。投稿するものについても、取材対象に許可を取る等、各々が責任を持って行うこととし、協力し合ってピアフィードバックを行った。
最後に、この活動を通して、地域や人との関わり方や考えが変わっていったのかを確認するため、この6名に対し半構造化インタビューを実施した。参加理由、活動に関わったことによる変化、今後の展望等について、これまでの活動を振り返って回答してもらった。

参考URL:「びばべっぷ」https://vivabeppu.wixsite.com/vivabeppu

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

2021年度は、初年度に抽出したキーワードを組み込んだ活動を考案し、活動を続ける中で参加者の様子を観察してきた。既に、活動について参加者にインタビューを行う段階にまで到達しており、今後の展望も明確になってきている。よって、これまでの遅れを取り戻し、最終年度に向けて順調に進展しているといえる。

Strategy for Future Research Activity

2022年度はアルバイトとして活動に関わった学生6名のインタビューを分析し、学会や研究会での報告を行う。ウェブサイトを学内の言語クラスに宣伝し、新たにチームに加わる学生や、投稿に興味を持つ学生が出てきたことから、このサイトがどのように広がり、学内外の人を巻き込んでいくのか、活動に関わる学生がそれによりどう変わっていくのかも注意深く継続的に観察する。また、学生が自主的に動くために、教員はどのように介入すればよいか、それにより学生や教員自身に何か変化があるかにも意識を向け、分析を試みる。そして、このウェブサイトが、国内外の学生の言語学習、地域とのつながり、グローバル市民としての成長に与える影響や効果を理論的に考察する。最後に、グローバル市民として活躍している先輩、活動に参加した学生、及びウェブサイトを通してつながった方々と、意見交換や交流の場を設ける。

Causes of Carryover

産休・育休に伴い、2021年度前半までは研究を中断していた。10月より研究活動を再開したが、コロナ禍における移動や活動の制限、及び学会・研究会参加がオンラインになったことにより、次年度使用額が生じた。2022年度は、残額の約半分をウェブサイトに係る人件費や運営費、参加者の半構造化インタビューの文字起こしに充てる予定である。当初予定していた学会参加に伴う旅費・宿泊費は不要になる可能性が高いが、残りの約半分は、オフラインでの交流会が可能になった場合の謝礼・交通費・人件費等の運営費に充てたいと考えている。

  • Research Products

    (1 results)

All 2021

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 地域のために行動できる グローバル市民の共通点とは‐留学生へのインタビューの分析より‐2021

    • Author(s)
      廣津 公子、板橋 民子
    • Organizer
      地域活性学会 東日本大震災後10年特別大会

URL: 

Published: 2022-12-28  

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