2022 Fiscal Year Annual Research Report
International Comparative Study on Indicators and Assessment Methods of Student Engagement Survey
Project/Area Number |
18K02735
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Research Institution | Shibaura Institute of Technology |
Principal Investigator |
相原 総一郎 芝浦工業大学, 教育イノベーション推進センター, 教授 (30212351)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 学修行動調査 / 教育の質保証 / グローバル・コンピテンシー / 教学マネジメント / 全国学生調査 / 大学評価 / 中期目標・中期計画 |
Outline of Annual Research Achievements |
第1に、学修行動調査の指標と評価方法に関して、「授業経験と教育満足度の指標」を作成した。具体的には、大学IRコンソーシアムの学生調査の項目から工大サミット学生調査のデータより指標を作成した。工大サミット学生調査2021年の場合の有効回答数は、一年生8,338人、上級生7,157人である。「授業経験と教育満足度の指標」は、問4(4件法)14項目と問12(5件法)10項目から6つの指標を作成した。それらは、1.キャリア教育、2.アクティブラーニング、3.授業満足、4.教員・学習支援、5.学友関係、6.経験全般である。指標の作成は容易で、ベンチマーキングが可能である。 第2に、国際比較に関して、2021年度はイギリス、2022年度はオーストアリアの学生調査について研究した。オーストラリアについては、2012 年から学生経験調査(SES)を開始し、2015 年から学習教育のための質指標(QILT)として情報公表をしている。現在では、複数の学生調査から入学から就職まで情報公表をしている。なお、オーストアリアの学生調査についての研究成果は、2022年度 基盤研究(C)22K02690の研究成果の一部でもある。 第3に、グローバル・コンピテンシー指標の開発と実装である。グローバル・コンピテンシー指標の開発と実装は終了した。そして、オンライン活用の留学プログラムの効果測定はした。しかし、コロナ禍による制約があるなかでのプログラム評価である。制約が解除された状況でのプログラム評価は今後に残されている。 最後に、大学評価に関連して中期目標・中期計画の研究を始めた。テキスト計量分析の手法で、大学の評価文書を研究した。なお、中期目標・中期計画についての研究成果は、2022年度 基盤研究(C)22K02690の研究成果の一部でもある。
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Research Products
(6 results)