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2018 Fiscal Year Research-status Report

神経発達症児童の運動困難に対する自立活動の指導についての研究

Research Project

Project/Area Number 18K02754
Research InstitutionHyogo University of Teacher Education

Principal Investigator

石倉 健二  兵庫教育大学, 学校教育研究科, 教授 (40304703)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 梶 正義  関西国際大学, 人間科学部, 准教授 (00623563)
三好 敏之  尚絅学院大学, 総合人間科学系, 教授 (20792667)
橋本 正巳  くらしき作陽大学, 子ども教育学部, 教授 (30566568)
香野 毅  静岡大学, 教育学部, 教授 (70324324)
中根 征也  森ノ宮医療大学, 保健医療学部, 准教授 (70742419)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords協調運動困難 / 神経発達症 / 自立活動
Outline of Annual Research Achievements

成果①系統的レビューからみる発達性協調運動症児の特徴と指導:2018年日本リハビリテイション心理学会において、発達性協調運動症(DCD)児の特徴と指導についての系統的レビューについて発表を行った。DCD児についての系統的レビューは運動介入に関するものが最も多いものの、それ以外のものが少なく、QOLや心理的特徴などについての系統的レビューを行う必要性がある。
成果②発達性協調運動症児の心理的特徴について-系統的レビュー:2018年日本リハビリテイション心理学会において、DCD児の心理的特徴についての系統的レビューについて発表を行った。DCD児には、不安やうつなどのメンタルヘルス上の課題、行動面の問題、身体活動や社会活動への参加の低さ、自尊心の低さ、仲間関係の問題などが多く指摘されていることが明らかとなった。(投稿予定)
成果③:小学校(特別支援学級・通級指導教室)における協調運動困難の実態調査:2018年秋に31校の小学校に質問紙調査を依頼し、児童168名分と担当教員49名分の回答を得た。質問紙と調査方法についての課題が明らかとなった。
成果④:協調運動研究会の開催:2019年2月に総勢25名の参加を得て、上記研究成果①-③等についての研究会を催し、研究成果と今後の課題について協議を行った。
成果⑤ひょうご自立活動研究会の開催:神経発達症児の運動困難等についての自立活動の指導を検討するために、特別支援学校教員を中心としてひょうご自立活動研究会を2019年3月に開催した。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

系統的レビューはほぼ計画通りに実施できたが、それによりさらに研究上の課題が明らかとなった。そのため、系統的レビューについては、当初の計画以上に取組む必要がある。
小学校における協調運動困難の実態調査は予定よりも前倒しで実施したが、研究方法上の課題が明らかとなったため、検討を加えて今年度に再度実施する必要がある。
研究成果を直接的に検討するための協調運動研究会を実施したことで、研究上の課題が明らかとなった。またこの研究会の実施によって、研究遂行上のネットワークが構築され、今後の円滑な研究の実施が期待される。
研究成果を特別支援学校での指導の実際に活用するため、ひょうご自立活動研究会を開催した。この研究会の活動はまだこれから展開していくが、基本的な枠組みが整った段階である。

Strategy for Future Research Activity

①神経発達症児(特にASD児とADHD児)の運動困難と運動指導についての系統的レビューをさらに行う。
②小学校における運動困難のある児童の実態について調査を行う。
③小学校(特別支援学級)や特別支援学校の児童生徒の運動困難に対して、運動指導を行うことで得られる効果について実践的な検討を行う。

Causes of Carryover

2018年度は、研究打合せが予定していた回数よりも少なかったため、旅費に残額が生じたことが次年度使用額が生じた大きな理由である。
2019年度の使用計画の概要は以下のとおりである。研究打合せは、一堂に会するだけでなく個別の打合せも含めて実施する(予算20万円程度)。また成果発表のために、複数の学会発表やシンポジウムを行う予定である(予算80万円程度)。研究①系統的レビューを行う(予算5万円程度)。研究②実態調査(15万円程度)。研究③運動指導の実践的検討(予算10万円程度)。

  • Research Products

    (2 results)

All 2018

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] 系統的レビューからみる発達性協調運動症児の特徴と指導2018

    • Author(s)
      石倉健二、大塚広裕
    • Organizer
      日本リハビリテイション心理学会学術大会
  • [Presentation] 発達性協調運動症児の心理的特徴について:系統的レビュー2018

    • Author(s)
      大塚広裕、石倉健二
    • Organizer
      日本リハビリテイション心理学会学術大会

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Published: 2019-12-27  

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