2021 Fiscal Year Annual Research Report
Construction of an educational model for children with developmental disabilities based on Steiner Education and Montessori Education
Project/Area Number |
18K02757
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Research Institution | Hiroshima University |
Principal Investigator |
衛藤 吉則 広島大学, 人間社会科学研究科(文), 教授 (60270013)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 発達障害児教育 / シュタイナー教育 / モンテッソーリ教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度には、理論研究を進めるかたわら、11月29日に、シュタイナーとモンテッソーリの教育理論と方法を発達障がい児教育に応用する臨床の場として、NPO法人シュタイナー&モンテッソーリ・アカデミーを理事長として創設した。11月13日に、モンテッソーリ学会の佐々木信一郎氏をはじめとする関係の研究者や実践家とともに、シュタイナーやモンテッソーリ教育に共通する「個人差」を重視する教育について研究する「個人差研究会」の創設(福島大学)に向けた話し合いを行った。 2019年度には、本研究に関する社会活動として、11月28日にラジオFM KITAQで、NPOの活動とクラウドファンディングについて紹介した(モンテッソーリ・九州教育センター長・藤原江理子氏と共同)。11月22日には、Readyfor×広島大学によるクラウドファンディング事業の対象に選ばれ、マスコミ向け記者会見を広島大学霞キャンパスで行った。 2020年度は、研究発表・講演活動として、12月5日に、JRA畜産振興事業助成・トウヨウミツバチ協会主催「障がい者に優しい養蜂シンポジウム(農福連携と養蜂)」においてシンポジストとして、「発達に課題を持つ児童における養蜂の可能性について」について講演し、同協会の冊子に概要が紹介された。3月24日にも同協会主催で「シュタイナー教育に基づく発達に課題をもつ児童との養蜂・自然農業体験」という題目でNPOにおける子どもたちとの養蜂活動やその背景となるシュタイナー理論について発表した。ホームページ(http://steiner-montessori-academy.com/)においても、本研究に基づく実践活動について公表した。さらに、2022年3月には本研究の成果をまとめた『「らしさ」を育てるシュタイナー教育とモンテッソーリ教育-発達支援へのチャレンジ』(ナカニシヤ出版)を刊行した。
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