2020 Fiscal Year Research-status Report
Creating a Theory of Tactile Learning:How the Visually-impaired Can Form the Image of Outdoor Space
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18K02772
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Research Institution | National Museum of Ethnology |
Principal Investigator |
廣瀬 浩二郎 国立民族学博物館, グローバル現象研究部, 准教授 (20342644)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山本 清龍 東京大学, 大学院農学生命科学研究科(農学部), 准教授 (50323473)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | まちあるき / ユニバーサル・ミュージアム / 視覚障害 / 射真 / 触察 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はコロナ禍のため、計画していた研究会、ワークショップが開催できなかった。また、3年間の研究成果を公表する場と位置づけ、準備を進めてきた国立民族学博物館の特別展も1年の会期延期が決まった。 本研究プロジェクトを遂行するためには、野外での実地調査が不可欠だが、1年間を通して、調査実施が困難な状況だった。そのため、プロジェクト最終年度の研究は2021年度に延期することとし、延長申請を行なった。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
2020年度は過去2年間の研究活動を総括し、国立民族学博物館の特別展を活用して、さまざまな形で研究成果を公開する予定を立てていた。コロナ禍のため、この特別展が1年延期されることになり、本プロジェクトもそれに合わせて延長するのが適当だと判断した。2021年の秋に開催される特別展と本研究プロジェクトの連携について、引き続き可能性を探っていきたい。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度も野外でのワークショップ、調査活動を展開しにくい状況が続いているが、2018~2019年度の研究成果については、すでにいくつかの論文を準備している。2021年の国立民族学博物館の特別展も活用しつつ、本研究プロジェクト関連の調査を継続したい。4年間の研究の総括については各種研究会、学会での報告を予定している。
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Causes of Carryover |
2021年の秋に開催される国立民族学博物館の特別展「ユニバーサル・ミュージアム」では、“触”の多様な可能性を探究する。点字・触図入りの印刷物を作成し、来館者を巻き込んで実践的研究を展開したいと考えている。特別展会期中の研究会開催費、およびワークショップ用の資料作成費として本プロジェクト経費を使用する予定である。
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Research Products
(9 results)