2019 Fiscal Year Research-status Report
A study on the development of the learning support system for foreign language speaking, utilizing the learner data
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18K02822
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Research Institution | Kobe University |
Principal Investigator |
柏木 治美 神戸大学, 大学教育推進機構, 教授 (60343349)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
康 敏 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (60290425)
大月 一弘 神戸大学, 国際文化学研究科, 教授 (10185324)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | スピーキング / 学習支援 / 外国語運用能力 / CGキャラクタ |
Outline of Annual Research Achievements |
2019年度(令和元年度)は、主として①問題情報作成機能について、2018年度(平成30年度)に検討し試作した機能を運用し、正常に運用できることを確認した。②学習者の解答状況分析については、①の機能を中心に試作したプロトタイプツールを用いて運用した結果、学習者の解答情報を取得し保存できることを確認した。そして、出題問題に対する学習者の解答状況の分析として、どのように提示すると視覚的に把握しやすいかを検討し、場面別の問題英文一覧リストを準備し、正解率(80%以上、50-80%、50%未満等)に応じて色分けして結果を提示することを提案した。また、正解率とともに、口頭で解答する場合の学習者側の難度評価のために、5段階で主観的に評価することを検討し、予備調査として、単語レベルで名詞を主観的に評価し、学習者の状況を把握する1つとなる感触を得た。これについては、今後、他の品詞や英文について検討する予定である。 ③CGキャラクタを取り入れた問題出題については、試作したプロトタイプツールを用いて運用した結果、①で作成した問題情報を取得し、CGキャラクタにより問題出題が正常に運用できることを確認した。さらに、学習者のスピーキングデータについて、学習者の音声を評価する基準の1つとして音声認識を取り入れることを考えた。まず、どの程度学習者の音声が認識可能かを探るため、今年度はWindowsシステムが持つ音声認識機能を用いて、辞書登録方式による音声認識を行うしくみ作りを検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度に予定していた問題情報作成機能,CGキャラクタを取り入れた問題出題,解答情報の取得と保存に関してプロトタイプの開発と運用実験を行い、研究は全体においておおむね順調に進展している。
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Strategy for Future Research Activity |
2020年度(令和2年度)は,2019年度(令和元年度)のプロトタイプツールによる実験結果をもとに、運用評価を行う。学習者の解答状況の把握については、正解率や5段階の主観評価を通して、学習者の状況を分析する。2019年度(令和元年度)の単語レベル(名詞)の評価に加え、他の品詞や英文について検討する予定である。これらにより 、システム面の評価、および学習者の状況を学習者に情報提供することによる学習支援(教育面の評価)を行う。
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Causes of Carryover |
研究は全体においておおむね順調に進展しているが、システムの運用や評価について2020年度(令和2年度)に行うものがあることや、コロナウイルス感染拡大に伴う国際会議発表等の延期・中止などにより次年度使用額が生じた。
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Research Products
(4 results)