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2020 Fiscal Year Research-status Report

Curriculum Design based on the PBL for social implementation with regional alliances in the engineering education at a university

Research Project

Project/Area Number 18K02828
Research InstitutionNippon Institute of Technology

Principal Investigator

辻村 泰寛  日本工業大学, 先進工学部, 教授 (80240977)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 山地 秀美  日本工業大学, 先進工学部, 教授 (20327018)
粂野 文洋  日本工業大学, 先進工学部, 教授 (50442512)
大橋 裕太郎  日本工業大学, 先進工学部, 准教授 (60722361)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords地域連携 / 社会実装 / プロジェクト型学習 / 持続可能モデル / 質的評価
Outline of Annual Research Achievements

2020年度は、2019年度の成果に基づいて、具体的な実施スキムの最終的な確立と、実施の運用に係わる様々なノウハウの知識化を目指す。また、構築した企画・運用スキムと知識ベースの汎化を試み、水平展開の可能性を検討する予定であった。また、今回の研究活動に携わって頂いた関係者の方々にアンケート調査を実施し、我々の取組みの質的評価を行って研究の総括する予定であった。総括は、ペダゴジカルパターンを構築し、教育活動に必要となる要件(トピック、成果、ツール)や参加者(学習者、チュータ、教員)の役割、教育内容を明確にすることで実施を検討していた。しかし、コロナ禍の影響で、十分なアンケート調査ができず、2020年度の目標を達成することができなかった。
我々は、上記の最終フェーズを期間延長を申請し、2021年度に実施することとした。
2020年度は当初の目標を変更し、これまでの研究結果を国際会議(オンライン)での発表及び論文投稿により、広く公表することとした。
最終的に、2020年度は国際会議での発表1件(TALE2020)および論文掲載3件(コンピュータソフトウェア誌に1件、工学教育誌に2件)の実績を上げることができた。なお、今年度の実績は、これまで埼玉県南埼玉郡宮代町と協力して構築をしてきた、宮代町在住の高齢者の方々に小学校でのプログラミング教育を実施して頂くための、実施スキムを構築し、宮代町の小学校におけるプログラミング教育に対し実装し、それに対する評価を中心にまとめたもので、本研究の中核をなす取り組みの一つである。
この教育システムは、実効性を有し、宮代町が抱えている高齢者の社会的活躍の場の創出にも資するものである。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

最終年度の計画では、具体的な実施スキムの最終的な確立と、実施の運用に係わる様々なノウハウを知識化し、構築した企画・運用スキムと知識ベースの汎化を試み、水平展開の可能性を検討する予定であったが、コロナ禍の影響で、学外でのプロジェクトの実施が困難な時期が続き、そのため必要な評価データの収集を行うことができなかった。本研究は、これまで評価データを収集してきたが、汎用化のための評価データの収集が十分ではない。そのため、進捗状況はやや遅れていると考える。

Strategy for Future Research Activity

2021年度は、最終年度の目標として、具体的な実施スキムの最終的な確立と、実施の運用に係わる様々なノウハウの知識化を目指す。また、構築した企画・運用スキムと知識ベースの汎化を試み、水平展開の可能性を検討したい。
また、今回の研究活動に携わって頂いた関係者の方々にアンケート調査を実施し、我々の取組みの質的評価を行って研究の総括をする。
総括は、ペダゴジカルパターンを構築し、教育活動に必要となる要件(トピック、成果、ツール)や参加者(学習者、チュータ、教員)の役割、教育内容を明確にする。
本研究での十分な実践と検証に基づいてペダゴジカルパターンを構築できれば、実践者同士がその内容を評価・応用・改善することで、本研究の最終的な目的を達成できると考える。これにより、高いレベルでの教育の質の維持・向上が期待できる。また、研究成果を国際会議で発表し、論文にまとめる。

Causes of Carryover

先ず、コロナ禍の影響で、社会実装の対象である学外組織とのプロジェクトの活動が極めて限定的となってしまい、活動に掛かる費用が発生しなかった。また、北海道で開催予定であった日本工学教育協会第68回工学教育研究講演会への参加を新型コロナウィルス感染症の状況を鑑みて参加を見合わせたことで旅費・参加費の支出がなかった。さらに、高松で開催予定であったIEEE TALE2020がオンライン開催となったため旅費の支出がなかった。これらの理由により、最終フェーズの研究活動を実施し、国際会議での発表、学会誌への論文投稿により研究の総括を行い、広く社会に研究成果を公開することを計画している。

  • Research Products

    (4 results)

All 2021 2020

All Journal Article (3 results) (of which Peer Reviewed: 3 results,  Open Access: 1 results) Presentation (1 results) (of which Int'l Joint Research: 1 results)

  • [Journal Article] シニアと学生による小学校プログラミング教育支援の取り組み2021

    • Author(s)
      山地 秀美, 大橋 裕太郎, 室越 康宏, 加藤 裕一, 松田 洋, 粂野 文洋, 辻村 泰寛
    • Journal Title

      工学教育

      Volume: 69 Pages: 2_92-2_97

    • DOI

      10.4307/jsee.69.2_92

    • Peer Reviewed
  • [Journal Article] 小学校でのプログラミング教育支援を目的としたシニア向けプログラミング講座の取り組み2020

    • Author(s)
      山地 秀美, 大橋 裕太郎, 室越 康宏, 粂野 文洋, 松田 洋, 辻村 泰寛
    • Journal Title

      コンピュータソフトウェア

      Volume: 37 Pages: 1_31-1_37

    • DOI

      10.11309/jssst.37.1_31

    • Peer Reviewed / Open Access
  • [Journal Article] プログラミング講座がもたらす小学校教員のプログラミング教育に対する意識への影響2020

    • Author(s)
      大橋 裕太郎, 山地 秀美, 粂野 文洋, 辻村 泰寛
    • Journal Title

      工学教育

      Volume: 68 Pages: 5_2-5_7

    • DOI

      10.4307/jsee.68.5_2

    • Peer Reviewed
  • [Presentation] Welfare Design Education By Solving Regional Challenges Through Welfare Engineering2020

    • Author(s)
      Yutaro Ohashi, Hidemi Yamachi, Fumihiro Kumeno, Yasuhiro Tsujimura, Mari Oyama, Hiroshi Matsuda, Yuko Noguchi
    • Organizer
      2020 IEEE International Conference on Teaching, Assessment, and Learning for Engineering (TALE2020)
    • Int'l Joint Research

URL: 

Published: 2021-12-27  

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