2021 Fiscal Year Annual Research Report
Development of active learning methods for visually impaired students to learn computer programming using biological information.
Project/Area Number |
18K02851
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Research Institution | Miyagi University of Education |
Principal Investigator |
安藤 明伸 宮城教育大学, 教育学部, 教授 (60344743)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
永井 伸幸 宮城教育大学, 教育学部, 准教授 (50369310)
川崎 聡大 東北大学, 教育学研究科, 准教授 (00444654)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 特別支援 / プログラミング / ロボット / 触覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
昨年度(2020年度)は,新型コロナウィルス感染症防止の観点から宮城及び山形の両盲学校での実践研究を行うことができなかった。新型コロナ蔓延の状況について先行きが不透明であることから,延長申請し急遽リモートでのプログラミングを可能にするシステムという課題を立て,これまで開発してきたクラウド上のAPIを改良した。またこれまでは所定の無線LANのみで動作する仕様であったが,今年度の実践研究では遠隔地にロボット一式と,スマートフォンそしてモバイルWiFiを送付して行うことが予想されたため,プログラムを改良しモバイルWiFi経由での通信・データ処理を可能にした。 今年度の実践研究では,宮城県盲学校と山形県盲学校の児童生徒合計9名を対象に行うことができた。テレビ会議システムを利用して4か所から接続し,学校では児童生徒の保護者にもその様子を参観していただいた。段ボールで作成したプログラミングブロックをより並べやすくする工夫(テープを貼ったホワイトボードやマグネットを利用して,よりブロックを並べやすくする等)をすることで,視覚障害のある児童生徒が扱いやすいものにできた。命令とプログラミングで重要なガイドラインとしては,1:止まった時にスタート位置からの移動距離を確認させる。2:児童の手を軽くロボットに手を当てておいて、動作を実感させる。3:付箋のマーカーを適宜使う。4:止まった時にスタート位置からの大まかな回転角度やズレを確認させる。が重要であった。 機材の関係で,脳波を用いた実践は同時にすることができなかったが,これまで科学に興味があるものの,そうしたワークショップには一度も参加したことが無かった児童生徒が事後のアンケート調査で,80%の児童生徒が肯定的に回答し,保護者からは90%が満足との評価であった。
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Remarks |
宮城教育大学学内のみでの公開です。
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Research Products
(3 results)