2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development and validation of the content for digital textbooks, including advanced technologies, with an awareness of diverse Learners
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18K02905
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Research Institution | Chitose Institute of Science and Technology |
Principal Investigator |
曽我 聡起 公立千歳科学技術大学, 理工学部, 特任教授 (30279476)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
川名 典人 公立千歳科学技術大学, 理工学部, 教授 (50295929)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | デジタル教科書 / デジタル教材 / AR / VR |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度に開始した本研究は,途中,パンデミックの影響などから2度の延長を経て,2022年度に終了した。本研究のテーマは,デジタル教科書,デジタル教材である。研究申請をした時点での社会的背景を前提に研究申請を行ったのだが,教育のパンデミック対応により,その背景となる価値観が変貌するという想定外の事態となった。それまで,遅々として進まなかった本学の教育DXだが,パンデミック対応を受けて一気に浸透することとなった。既に,LMS(Learning Management System)などのデジタル教材活用環境の普及が進んでいた高等教育機関においては,こうした既存のリソースを利用しながら遠隔による授業を実施することで,教育を継続することができた。一方,初等・中等教育においてはGIGAスクール構想を前倒しすることで遠隔授業を実現するなどの対応を行なった。当初,教員のデジタル機器対応などが現場で懸念されたが,これも,パンデミックを乗り越える必要から学校教育現場で受け入れられることとなった。 我々の研究活動は,デジタル教科書とそこに含まれるメディア(ARやVRなど)の学習効果などを明らかにすることを目的として進めてきたが,パンデミック化においては,被験者となる学習者(主に小学生など)が遠隔授業のために教育機関に登校していなかったり,我々研究者など外部者との接触ができないなどの支障があった。我々は,パンデミックの波の合間を見極めながら,千歳市支笏湖小学校(複式授業)の学外活動において,1年生から6年生までの多様な学習者を対象に,多様なデジタルコンテンツを用いたデジタル教材などを用いた実証実験を行なうことができた。 最終年度では,ARなどデジタルコンテンツの参照可能なWebサイトの構築と配布用小冊子に研究活動をまとめ,研究成果の公表とし,今回の研究を終了することができた。
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Remarks |
「教育とコンピュータ」という授業において,学生と共に「「教育」で「コンピュータ」を使い,何をするのか」を考察した。このサイトでは,そこで得られた2022年度時点において,私たちが子供たちのために,教育に役立つテクノロジーの応用や,その評価についてまとめることにより,Covid19のパンデミックによって,取りまとめに時間がかかった研究活動の公開とする。
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