2020 Fiscal Year Research-status Report
Development and Evaluation of Medical Educational Methods for Elementary School
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18K02943
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Research Institution | Tokyo Kasei University |
Principal Investigator |
澤田 めぐみ 東京家政大学, 家政学部, 教授 (30291339)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
新井 文子 東京医科歯科大学, 大学院医歯学総合研究科, 教授 (70359678)
出江 洋介 東京都立駒込病院(臨床研究室), 臨床検査科, 部長 (20817580)
木村 博人 東京家政大学, 家政学部, 教授 (30256284)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 生物基礎 / 高等学校 / 教材 / 医学教育 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は昨年度制作した医学教育教材を実際に小学校で、現場の教員に使用していただき、教材の改善を図ると共に、教育の成果を評価する予定であった。しかし、新型コロナウイルス感染症流行のため予定していた小学校等での授業実施は困難となってしまった。しかしながら、対象を変更し、研究代表者が所属する東京家政大学の付属高校の生物基礎の授業で、実際に担当教員に教材を使用してもらうことで、改善点などを明らかにすることを試みた。その結果、本来は小学生向けに制作された教材であったが、高校の生物基礎でも、十分使用可能な質が得られていることが示唆された。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の、小学生を対象として教材を開発し、それを用いた授業の効果を評価する研究方法は、新型コロナウイルス感染の流行が続く間は実施が困難である。そこで、対象を高校生に変更することで、開発した教材のより高度な活用への展開が新たに開けつつある。このことは翻って、本来の、小学生が教科横断的に医学を学ぶという新たな学習の開発にも寄与する結果をもたらすと考える。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度も引き続き高校生を対象に、教材を活用した授業を、現場教員が実施していく中で、指導資料や教材の改善を図る。また、その教育効果も、高校生を対象に検討を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
今年度は、予定の小学校での出前授業、および現場教員による授業が実施できなかったこと、またこれに替えて実施された高等学校での授業は、研究代表者の所属施設と同一構内で実施されたものであったため、旅費等の支出が生じなかった。また、高等学校での授業実施の成果を教材の改良に反映させる作業は、次年度で行うことになるため、次年度使用額が生じた。
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