2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of a Weather Education Curriculum for Elementary and Junior High School Science to Foster Scientific Literacy
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18K02945
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Research Institution | Mukogawa Women's University |
Principal Investigator |
金子 健治 武庫川女子大学, 教育学部, 教授 (90611351)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 風力発電 / 太陽光パネル / Netatmo / データ活用 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、次の3つの点において研究を進めた。 (1)前年度から始めた、太陽光パネルと風力発電装置による電力供給によって、Netatmoが継続的にデータ収集と送信を続けることができるかどうかについて、研究を継続した。その結果、時折途絶える事があるものの、ほぼ継続的にデータ収集・送信ともできた。 (2)気象観測データを活用することについて、研究を進めた。倉成宙「小学校第3学年「影と太陽の動き」の観察方法の改善」において、活用することができた。その研究は、小学校3年生で学習する影と太陽の動きの授業で使用する観測器具を、風などで飛ばされたり、変形したりされないように工夫をし、実際に屋外に設置して使用できるかどうかを実証的に研究したものである。当初は、神戸地方気象台の観測データを用いていたが、実際の検証位置に近い武庫川女子大学屋上の気象データを用いる方が、より実際のデータに近いので、武庫川女子大学校教育館屋上に設置されたNetatomoのデータを用いて、実証実験を行った。その成果は2022年11月5日に日本理科教育学会近畿支部大会(大阪教育大学)で発表された。この研究は学生発表賞を受賞した。 (3)自動気象観測装置Netatmoで収集した気象観測データを活用した授業を実施し、児童・生徒の科学的リテラシー育成にどのような効果があるかを検証する予定であった。そのため、宇都宮大学共同教育学部の副校長と面談をして、実証授業を実施するはこびになっていた。しかし、まだコロナ渦の続く中で授業が予定通りに進まず、予定していた授業を実施する事が困難になってしまい、残念ながら実証授業を実施する事ができなかった。
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