2021 Fiscal Year Research-status Report
高専卒業生の生産性向上の能力を継続的に養成するための教育プログラムの開発と評価
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18K02970
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Research Institution | Gunma National College of Technology |
Principal Investigator |
先村 律雄 群馬工業高等専門学校, 環境都市工学科, 教授 (60784296)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 一史 群馬工業高等専門学校, 環境都市工学科, 准教授 (90529041)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | MG / マシンガイダンス / 女子高専卒業生 / YouTube / キャリブレーション |
Outline of Annual Research Achievements |
社会実装教育プログラムは,2022年7月から第4段階の受注作業をおこなうべく,女子高専卒業生らにより,日本語版「バックホウ用MGシステム作ってみた第1話」,英語版「MG system for NITGC Episode1」のプロモーションビデオを作製し,これらを2021年6月,11月からYouTubeで配信を開始(これまで786,265回数閲覧)し,今回開発した製品の周知をおこなっている. 今回開発した製品は公共工事で利用されるため,実際の工事で使用された実績が,製品受注につながること考え,女子卒業生が所属する企業のバックホウに,今回開発したシステムを取り付け,所属企業が受注した公共工事で検証実験をおこない,開発製品の稼働原理・機材購入コスト・製品を扱うために必要な基礎知識・サポートに関する実験結果を,建設機械施工4月号(日本建設機械施工協会誌2022年)に発表し,女子卒業生と同等の能力があれば,一人で今回の製品が扱えることを証明し,受注活動のための技術資料として利用できるようにした. この製品デモ毎に,バックホウをデモ先に運ぶことは現実的ではなく,ユーザーが持っているバックホウに機材を取り付け,デモをすることが販売につながると考えられるため,機材取り付け後に必要なキャリブレーション作業をデモ前におこなう必要がある. キャリブレーション作業は現在2名でおこなうことを想定しており,一人でできるように女子卒業生自身が手法を考え,その手法の検証を行った結果一人でできること,および1時間程度でできることがわかったため,今年度の土木学会年講に発表した. 上記の研究過程で,バックホウの刃先の座標計算を求める計算プロセスの中に理論的な間違いや,ソフトウェアのバグが発見され,これらの問題を解決するために検証実験を繰り返しおこない,2022年7月の受注作業に備えている.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
製品化には,製品を稼働するための準備作業(キャリブレーション作業)も実験室レベルではユーザーに受け入れられない可能性があるため,新たな手法を考える必要があった.更に,最終実験の過程で座標計算理論の間違いやソフトウェアのバグが発見されたため,これらの修正に時間を要した.2022年7月からの受注活動には間に合う予定である.
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Strategy for Future Research Activity |
第4段階である受注活動を開始する.更に,受注活動を促進するため,本製品を使った後の完成検査に必要な現況地形を計測するシステムを新たに開発する.LiDAR(Light Detection and RAnging)を使い,現況地形を一人で計測できるシステムも製品レンジに追加する.
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Causes of Carryover |
コロナ禍による検証実験の遅れにより、物品購入の遅れ、謝金の遅れが発生した。残額\870,255を、物品:50万円 謝金:25万円 旅費12万円の計画で進めて
いく予定である。
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Remarks |
建設機械施工に提出した論文は査読はパスしたが、発行が令和4年度予定のため、来年度に記載予定。土木学会も同様、今年度9月に発表より、発行は令和4年の8月頃予定。
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Research Products
(2 results)