2020 Fiscal Year Research-status Report
日本的対人コミュニケーション・スタイルの実証的検討―日中米加比較による検証
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18K03003
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Research Institution | Nagoya University |
Principal Investigator |
高井 次郎 名古屋大学, 教育発達科学研究科, 教授 (00254269)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 対人コミュニケーション / 対人コンピテンス / 比較文化 / 関係流動性 / 自己制御焦点 / 文化的自己観 |
Outline of Annual Research Achievements |
2020年度はコロナ禍のため、研究を進めることが困難であり、実績はほとんどなかったが、最終年度である2021年度には終わるように、急ピッチで進める。データ収集に関して、これまでは大学生を想定していたものの、コロナ禍のため、インターネットのクラウドソーシングによってデータを集めることに方向転換した。そのための準備を2020年度行い、オンライン調査プラットfロームQualtrics上、日本語・中国語・英語版のアンケートを用意し、データ収集に向けて準備を行った。調査項目および説明・インフォームドコンセントは日本語をもとに、中国語および英語に既存の尺度を用いるか、日本語の項目をそれぞれの言語に、バックトランスレーションおよび協議法によって、中国語・日本語、および英語・日本語に達者な大学院生と一緒に翻訳作業を行った。また、データ収集実行まで至らなかったものの、現在は倫理審査を受けるまでの準備はできており、現在倫理審査中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
2020年度はコロナ禍のため、予定していた研究の実施が困難であった。文化比較のため、サンプリングが等質になるよう大学生を被験者に予定していたが、各国の大学がロックダウンされたり、オンライン授業になったことによって、データ収集がほぼ不可能となった。コロナ禍の状況の好転を待ち、様子見をしていたものの、悪化する一方であったため、学生のサンプルは断念して、年度終わりのほうになって、オンライン調査へ切り替わり、サンプリングをクラウドソーシングによる、社会人を中心にすることに方向転換を行った。調査会社に委託することも検討したが、予算をはるかに超えてしまうため、オンライン調査プラットfロームQualtricsを用いて実施することにした。
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Strategy for Future Research Activity |
2021年度は最終年度のため、研究3と研究4を統合して実施することにする。オンライン調査に切り替えたことによって、データ収集の実施は簡単になる一方で、データの質が問われるが、コロナ禍ため致し方ない。春・夏にはインターネット上に、日・中・英語のサイトを構築し、クラウドソーシングによってオンライン調査の参加者を募り、データ収集を行う。夏までには倫理審査を受けて、データ収集を終える。秋にはデータ解析を行い、年度末までには研究報告書を完成させることを目指す。
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Causes of Carryover |
コロナ禍によって、予定していた研究方法では実施が困難となり、計画の内容を変更することなく、データ収集の方法を変えることで対応する。そのため、過年度の残額を活用する予定である。
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