2018 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K03012
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Research Institution | Bunkyo Gakuin University |
Principal Investigator |
村井 潤一郎 文京学院大学, 人間学部, 教授 (50337622)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
野瀬 出 日本獣医生命科学大学, 獣医学部, 講師 (60337623)
太幡 直也 愛知学院大学, 総合政策学部, 准教授 (00553786)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 嘘 / 欺瞞検知 / 真偽刺激 / 映像 / データベース |
Outline of Annual Research Achievements |
心理学における欺瞞研究では真偽刺激を利用することが一般的であるが,刺激作成に手間取るのが現状であり,刺激の質が担保できずに研究が頓挫することもあり得る。頓挫せずとも,刺激の質が低いがゆえに,その刺激を使った実験結果の信憑性に疑義が生じることもある。そこで本研究では,各種欺瞞研究に対してできるだけ良質な真偽刺激を提供すべく,真偽刺激のデータベースを作成することを目的とした。当該年度では,試験的に,1人の研究協力者を対象に真偽刺激を作成し,さらに,今後の発展可能性を考慮して,VR化も試みた。研究協力者には,実際に行ったことのある場所,行ったことのない場所について口頭での説明を求めたが,前者が真の刺激,後者が偽の刺激ということになる。こうした設定は欺瞞研究で比較的多く用いられてきたものであり,まずはこの一般的な設定での収録を試みた。次に,収録した映像刺激について,VR化を行った。すなわち,身体動作および表情についてトラッキングし,VRアバターに転写した。その精度についてはまだ改善の余地があるが,こうした作業をすることで,表情と動作をコンピュータ上で操作することができるようになり,操作を加えた刺激について,今後の欺瞞研究で有効活用できるようになると考えている。こうして出来上がった刺激をきっかけに,研究者間で,妥当な刺激作成方法などについて議論しつつ,本刺激を格納することになるデータベースの仕様などについても構想を重ねている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
刺激作成が,予想以上に困難であった。
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Strategy for Future Research Activity |
各研究者の本務校において,可能な範囲で,関連する担当科目に絡める形で刺激作成をするなどして,研究を推進させることを考えている。
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Causes of Carryover |
本研究にとって最重要であるサーバ構築にかかるであろう費用を鑑み,ひとまず手持ちの機器にて研究を進めたため。
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Research Products
(2 results)