2021 Fiscal Year Annual Research Report
Intergenerational support and wellness among transnational families in the United States, China(Taiwan), and Japan
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18K03035
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Research Institution | Osaka University |
Principal Investigator |
星野 和実 大阪大学, 医学系研究科, 招へい教授 (80310613)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
神出 計 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (80393239)
大橋 一友 大阪大学, 医学系研究科, 教授 (30203897) [Withdrawn]
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 世代間支援 / ウエルネス / 国際移動 / アメリカ合衆国 / 中国(台湾) |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は、日本生まれでアメリカ合衆国に移住した日本人や日系アメリカ人、日本生まれで中国(台湾)に移住した日本人や日系中国人(日系台湾人)、日本生まれで日本で生活する日本人にインタビューを行い、データの質的分析から子-成人-老親の世代間支援と、老親を介護する成人の介護者のウエルネスの関連を検討する。また、アメリカや中国(台湾)に移住した日本人や日系人及び、日本在住の成人の比較を通して、国際移動、世代間支援、老親を介護する介護者のウエルネスとの相互作用を解明する。 2019年度は、アメリカへ移住した日本人、日系アメリカ人に対するインタビューを継続し、アメリカ調査の予定人数に到達した。また、日本から中国(台湾)に移住した日本人、日系中国人(日系台湾人)に対するインタビューをスタートさせた。さらに、国際学会で研究成果を発表したり、海外研究協力者のWinston Tseng教授 (カリフォルニア大学バークレー校)を日本に招聘して、「アメリカと日本における国際介護とウエルネス」と題する国際シンポジウムを日本で開催した。 2020年度は、最初に、中国(台湾)でのインタビュー調査を再開し、日本でのインタビュー調査を開始する予定であったが、新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、中国(台湾)と日本での調査が困難となり、国際シンポジウムも延期となった。 2021年度は、大阪大学での研究倫理審査委員会で研究方法の変更が承認され、対面面接ではなくオンライン面接が可能となった。国際学会ではアメリカの日本人・日系アメリカ人の世代間支援とウエルネスに関する発表が採択された。また、カリフォルニア大学バークレー校から、オンラインで「アメリカ、メキシコ、中国(台湾)、日本における国際介護とウエルネス」に関する国際シンポジウムを主催した。2022年度以降は中国(台湾)と日本での面接調査の完了が課題である。
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Research Products
(11 results)