2018 Fiscal Year Research-status Report
成人期女性の生きがい形成プロセス:キャリア意識のタイプ別での実証研究
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18K03052
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Research Institution | Osaka Ohtani University |
Principal Investigator |
熊野 道子 大阪大谷大学, 教育学部, 教授 (20413437)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 生きがい / キャリア意識 / 成人期女性 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究の目的は,成人期女性が生きがい感を形成する心理プロセスを,これまでに構築してきた時間と状況の2次元からみた生きがい形成の価値過程モデル(生きがい形成モデル)を適用して,キャリア意識の観点から明らかにすることである。上記の目的を達成するために,平成30年度においては,下記3つの観点から研究を行った。
(1)生きがい感・幸福感に関する基礎的文献研究:生きがい感・幸福感について,欧米の考え方とわが国の考え方について文献を収集し,文献の解析を行い,日本人の生きがい感や幸福感の特徴を検討した。また,最近では,日本語の生きがいは海外からも注目され,多くのマスメディアで取り上げられている(New York Post, 2017; BBC, 2017; the New York Times, 2018)。その現状をweb上で調査し,書籍・資料等を収集し,分析した。 (2)成人期女性の生きがいに関する文献研究:生きがい形成モデルを成人期女性に適用するために,成人期女性の生きがい感・幸福感や仕事や子育て環境に関する文献収集や事例収集を行い,文献や事例の解析や評価を行った。 (3)成人期女性のキャリア意識に関する文献研究:成人期女性のキャリア意識について,その現状や希望がどうなっているか,現状や希望の背景要因に関する文献収集や事例収集を行い,文献や事例の解析や評価を行った。また,キャリア意識やキャリア形成の理論に関する文献収集や事例収集を行い,成人期女性のキャリア意識と生きがい感の関係を検討した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
成人期女性の生きがい感・幸福感やキャリア意識に関する文献や事例の解析や評価を行った。これらをもとに,成人期女性の生きがい感とキャリア意識に関するウェブ調査の計画を立案中である。
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Strategy for Future Research Activity |
成人期女性の生きがい感とキャリア意識に関するウェブ調査を行う。調査データに対して統計解析を行い,研究発表を行う。
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Causes of Carryover |
次年度使用額が生じた理由は,一部の統計ソフトの購入の検討に時間がかかっているからである。使用計画は,統計ソフトの購入,文献研究,調査研究,学会等の研究集会への参加にかかわる費用が中心となる。
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Research Products
(1 results)