Strategy for Future Research Activity |
(1)RPQ日本語版の標準化の推進:大学生データを多様な大学から追加収集し,より大きなサンプルで2019年度に得られた結果が再現されるかを検討する.加えて,中学生・高校生からもデータを収集し因子構造,2つの下位尺度の併存的妥当性,弁別的妥当性について検討を加える. (2)父母の能動的・反応的攻撃性が虐待的養育行動と子どもの心理社会的不適応に及ぼす影響について,短期縦断的研究による仮説モデルの検証を実施する. ①対象者:6,8,10,12歳の男女児童の父母1000人(各年齢100ペア, 計500ペア)と担任教員.②調査内容:父母対象:①大学生用能動的・反応的攻撃性尺度(57項目;濱口, 2017), ②幼児気 質尺度(47項目;武井他2007), ③PHRFストレスチェックリスト(24項目; 今津ら,2006), ④主観的 幸福感尺度(3項目;伊藤他, 2003), ⑤愛情尺度(16項目;伊藤・相良, 2012), ⑥夫婦関係満足度(1項 目), ⑦結婚コミットメント尺度(23項目;伊藤・相良, 2015), ⑧養育調整行動尺度(16項目;加藤 他, 2014), ⑨新養育行動尺度(57項目; 濱口, 2017), ⑨CSBSP(15項目; Crick & Grotpeter,1995), ⑩ CBCL4/18, 不安・抑うつ, 引きこもり, 攻撃行動, 非行行動各尺度(合計47項目; Achenbach,1994)。担任教師対象:CSBST短縮版(9項目)。子ども対象(9・11歳児のみ), RPQ日 本語版(能動的・反応的攻撃性尺度24項目), DSRSC日本語版(児童用自己抑うつ尺度, 24項目)。 (3)手続き:2年間8か月おき3時点で(2)の調査内容を同一対象者から収集する。1度のデータ収 集は1か月間に3回に分けて実施。コロナ禍の影響によりWEB調査を予定している.
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