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2018 Fiscal Year Research-status Report

中堅・若手教員別レジリエンス強化のための研修システムの構築

Research Project

Project/Area Number 18K03070
Research InstitutionNanzan University

Principal Investigator

中野 有美  南山大学, 人文学部, 教授 (60423860)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 中川 敦夫  慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 特任講師 (30338149)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords認知行動療法 / レジリエンス / ストレス / インタビュー / 教員
Outline of Annual Research Achievements

本研究では、教員の中にレジリエンスを導く心理的特性を育て、教員のメンタルヘルスを維持・増進することを目的とした教材を、中堅層、若年層それぞれに特化して開発し、教員を対象として、認知行動療法を活用してストレスマネージメント講習会を開催するなどして学習の機会を与え、講習会参加者をフォローしてレジリエンスの増強を検証することを目的としている。2018年度は、まず、講習会で用いる資料を作るため、現場の教員がストレスを感じる状況を把握するためのインタビューを行うための準備をした。愛知県と神奈川県それぞれにおいて、公立中学校で勤務する教員を主な対象として、認知行動療法の概要を説明する講演をそれぞれ2回実施した。そこでの参加者の中から、教員歴20年以上、40歳以上の者に研究概要を説明し、ストレスフルな状況についてのインタビューへの協力を請うたところ、4名の教員が協力する意思を示した。これらの教員を面接し、教師生活の中でのストレス状況について探索した。認知行動療法の概要を説明する講演には若手の教員が多く出席しており、中堅教員の割合が少ないので面接への協力者を募る点でもたついている。2019年度は、2018年度と同様の講演を行い、インタビューへの協力者をさらに募る予定である。面接で得た情報をもとに、中堅教員への教材の内容と構想を固めていく予定である。さらに、講演に参加した若手教員に対してもインタビューへの協力を請うていく予定である。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

3: Progress in research has been slightly delayed.

Reason

予想していたより、研究協力に承諾する中堅の教員と出会うことが少なかった。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は、2018年度と同様の講演を行い、インタビューへの協力に同意が得られる中堅教員をさらに募る予定である。この方法で協力を承諾する中堅教員数が十分得られない場合は、現在、研究協力を承諾している中堅教員から協力者を紹介してもらうことを考えている。そして、面接で得た情報をもとに、中堅教員への教材の内容と構想を固めていく予定である。さらに、講演に参加した若手教員に対してもインタビューへの協力を請うていく予定である。

Causes of Carryover

関東圏で2回講演したが、他の用務で出張する際に行ったため交通費がかからなかった。講演は学校の教室ですることになり、会場を借りる費用がかからなかった。人件費、物品費に使用しなかった。2019年度は、講演会場の使用料、講演会とインタビュー協力者を得るための活動やインタビュー内容の整理を手伝う者を雇うための人経費に充てていく予定である。秋には学校メンタルヘルスに関する学会に参加予定である。

  • Research Products

    (2 results)

All 2019 2018

All Journal Article (1 results) Presentation (1 results)

  • [Journal Article] 教育分野での活用 -CBT臨床家のクライエントへ関わりと教師‐生徒の関係の類似性に注目して-2019

    • Author(s)
      中野有美
    • Journal Title

      精神療法

      Volume: 45 Pages: 47-53

  • [Presentation] こころのスキルアップ教育を実践する学校に期待すること2018

    • Author(s)
      中野有美
    • Organizer
      第18回日本認知療法・認知行動療法学会

URL: 

Published: 2019-12-27  

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