2018 Fiscal Year Research-status Report
思春期となった極低出生体重児のアセスメントと支援に関する追跡研究
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18K03115
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Research Institution | Taisho University |
Principal Investigator |
森岡 由起子 大正大学, 心理社会学部, 教授 (70113983)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
柴田 康順 大正大学, 心理社会学部, 専任講師 (30803415)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 極低出生体重児 / 学齢期 / アセスメント / 追跡調査 / 学習支援 / ビジョントレーニング |
Outline of Annual Research Achievements |
学齢期となった極低出生体重児の追跡調査と学習などの支援を実施し、成果をまとめて発表した。対象となったのは、6歳児40名、9歳児42名、12歳児21名であった。山形県立中央病院小児科外来(10回)、夏期中のフォローアップ(9日間)を外来とNPO発達支援研究センターで実施した。また、NPO発達支援研究センターで、必要と判断された児と生徒に対してビジョントレーニングと学習支援を実施した。 研究の成果は、国際思春期青年期精神医学・心理学会(ISAPP,Rome)、日本児童青年精神医学会(JSAP)で発表した。 また家族心理学年報2019の“保健・医療分野の今後の方向性と心理職の役割“特集号に「極低出生体重児についての現況と発達支援の取り組みについて」の論文を投稿した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の計画通り、学齢期となった極低出生体重児の追跡調査と学習などの支援を実施した。 対象となったのは、6歳児40名、9歳児42名、12歳児21名であった。山形県立中央病院小児科外来(10回)、夏期中のフォローアップ(9日間)を外来とNPO発達支援研究センターで実施した。また、NPO発達支援研究センターで、必要と判断された児と生徒に対してビジョントレーニングと学習支援を実施した。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き追跡調査を実施し、国内・国際学会などで発表する予定でいる。 追跡事例の中に9歳児と14歳児で「発達の加速度的現象」が認められる一群がいるため、習性・発達・環境などの要因についての検討もする予定でいる。
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Causes of Carryover |
児の観察記録用に必要だったビデオカメラが、外部助成金で購入できたため次年度への繰り越しとした。 国際学会(Viena)と、国内学会(沖縄)への旅費に使用予定でいる。
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