2018 Fiscal Year Research-status Report
Effectiveness of the Cognitive Interview towards passive interviewees
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18K03165
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Research Institution | National Research Institute of Police Science |
Principal Investigator |
横田 賀英子 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 室長 (00356164)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
和智 妙子 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 主任研究官 (30415442)
大塚 祐輔 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 主任研究官 (30548037)
平間 一樹 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 研究員 (00778988)
渡邉 和美 科学警察研究所, 犯罪行動科学部, 部付主任研究官 (80356211)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 捜査面接 / 認知面接 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、捜査面接に主体的に関わることを望まない人々に、認知面接などの捜査面接に主体的に関与してもらうために、捜査員が配慮すべきことや面接の進め方について明らかにすることを目的としている。本研究課題は4年計画であるが、初年度および2年目は、インターネット調査により、一般成人における、被害者・目撃者対象の捜査面接への態度を明らかにする予定である。3年目、4年目は、実験的な手法により、事前態度として面接に主体に関与することを許容する群と許容しない群で、自分の受けた認知面接への認識および認知面接の有効性(面接で被面接者から得られる情報量と正確性)がどのように異なるのかについて明らかにする予定である。 初年度である平成30年度は、文献調査や学会参加により、捜査面接に関わる先行研究を調査し、捜査面接に関する近年の動向や、年齢層など被面接者の属性によって回答の傾向がどのように異なるかについて検討した。次に、先行研究を踏まえた上で、インターネット調査を実施するための調査票を作成し、倫理審査委員会における承認を得た。インターネット調査は、一般成人における被害者・目撃者対象の捜査面接への事前態度を明らかにすることを目的としたものである。調査では、回答者に画面上で仮想事件のシナリオを提示した上で、回答者が、事件の「目撃者」もしくは「被害者」になったと仮定した場合に、面接者に求める態度や特性について質問する。本インターネット調査は、令和元年度に、一般成人(20歳代から70歳代の男女1680人)に対して実施する予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
計画通り、インターネット調査のための質問票を作成し、現在、調査実施委託のための手続きを進めており、研究はおおむね順調に進展していると考える。
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Strategy for Future Research Activity |
これまでに得られた知見について、学会報告する。また、令和元年度に実施するインターネット調査の結果を論文としてまとめ、投稿する。
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Causes of Carryover |
調査実施を初年度に予定していたが、次年度に繰り越したため。また、複数の学会出席を次年度に繰り越したため。
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