2021 Fiscal Year Research-status Report
Project/Area Number |
18K03327
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Research Institution | Shinshu University |
Principal Investigator |
鈴木 章斗 信州大学, 学術研究院工学系, 准教授 (70585611)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 量子ウォーク / スペクトル散乱理論 / 長距離散乱 / ヨスト解 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年は、時空を離散化したヨスト解を用いる解析的な方法で展開した量子ウォークにおける長距離散乱理論をまとめて、前田昌也(千葉大学)、和田和幸(八戸高専)両氏との共著論文として出版することができた。 次年度は、構成したヨスト解をもちて、波動作用素を構築し、時間発展作用素の絶対連続部分を対角化する。これを用いて、本研究のメイントピックである長距離型の摂動をもつ量子ウォークの弱収束定理の証明を完成させる。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
今年度も、引き続くコロナの影響で研究協力者との議論ができず、あと一歩のところで停滞している。しかし、ほとんど準備は整っており、今年度中には研究は完成されるはずである。
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Strategy for Future Research Activity |
本年は、コロナ禍であっても、出張等ができるようになりつつあり、研究協力者との議論も進むと思われる。このまま、計算を重ねていけば、本研究課題は遂行されると思われる。
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Causes of Carryover |
コロナのため、予定した研究打ち合わせ等が実行できなかったため。 次年度使用額は、消耗品等にあてる予定である。
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Research Products
(1 results)