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2023 Fiscal Year Annual Research Report

A comprehensive research to develop a stable and high accurate numerical method for the problems of coefficient identification in linear wave equations

Research Project

Project/Area Number 18K03420
Research InstitutionAichi Prefectural University

Principal Investigator

代田 健二  愛知県立大学, 情報科学部, 教授 (90302322)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords係数同定問題 / 抽象勾配法 / 波動場 / BiCG系解法
Outline of Annual Research Achievements

令和5年度は,研究計画における「(ii)多次元スカラー波動方程式の境界値問題に対する直接的解法の開発」の令和4年度研究成果を国内関連学会で発表するとともに,開発手法が破綻する原因を明らかにし,それを回避するバニラ戦略を採用した「安定化GPBiCG法」を元にクロネッカー積安定化GPBiCG法を開発した.また,CUDAライブラリを用いたGPU並列計算プログラムを作成・実行し,数値実験により,破綻現象が発生しないだけではなく,収束性の大幅な改善およびさらなる高速化が実現できることを示した.今後は,弾性波動方程式族への適用などを実施し,後継課題実施に本開発手法を活用していく.さらに研究期間をとおして,研究計画における(i)から(iv)について一定の成果を得たとともに,(v)の粘弾性波動方程式の粘弾系係数同定問題に対する数値解法の共同研究を実施することで,手法開発の基礎を得ることができた.具体的には,1次元波動型方程式および多次元スカラー波動方程式の係数同定問題に対するH1型解法を開発し,数値実験により数値的に安定かつ一定精度で同定できることを示した.さらに多次元弾性波動方程式の係数同定問題に対して開発手法を適用することで,数値計算アルゴリズムを導出した.数値実験により数値的に安定な結果を得られることを示したものの,精度について十分な結果を得ることができなかった.また,当初目標とした粘弾性波動方程式に関する(v)および準ニュートン型解法開発を目的とした(vi)までは実施することができなかった.今後は,後継課題において残された目標の早急な達成を目指していく.

  • Research Products

    (2 results)

All 2024 2023

All Presentation (2 results)

  • [Presentation] クロネッカー積安定化GPBiCG法を用いた波動方程式の順問題に対する直接的数値解法2024

    • Author(s)
      代田健二, 古川峰都
    • Organizer
      日本応用数理学会第20回研究部会連合発表会
  • [Presentation] 波動方程式の逆問題解析高速化のための順問題に対する直接的高速数値解法の開発2023

    • Author(s)
      代田健二
    • Organizer
      第28回計算工学会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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