2021 Fiscal Year Research-status Report
Establishing Next Generation UV-Opt-IR Standard Star Network with Hubble Space Telescope
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18K03696
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Research Institution | The University of Tokyo |
Principal Investigator |
鈴木 尚孝 東京大学, カブリ数物連携宇宙研究機構, 客員准科学研究員 (20722804)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 白色矮星 / 超新星 / JWST / 較正 / 標準星 / 暗黒エネルギー / ハッブル宇宙望遠鏡 / 黒体輻射 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、すべての宇宙観測の礎となる、星の明るさの較正を紫外、可視、赤外の広い波長域で1%以下の誤差で正確に求め、世界基準を目指している。現在は1%の精度は達成できておらず、宇宙を加速膨張させている謎の暗黒エネルギーの精密測定の障害となっている。星の明るさの較正は、従来の方法では精度に限界が来ている。我々はこの精度を一桁向上させることを目標としている。 黒体放射のスペクトルを持つ白色矮星の観測をハッブル宇宙望遠鏡時間を獲得し、観測を実行した。ハッブル宇宙望遠鏡のジャイロの故障により、スケジュールに遅れが出てしまったが、撮像データを取得することができた。地上望遠鏡からは観測できない紫外、赤外分光データもハッブル宇宙望遠鏡によって取得することができた。地上大型望遠鏡による追観測も進めているが、新型コロナ感染症の影響で望遠鏡群が稼働していない時期があり、観測が実行されない時期があった。また、悪天候等により観測できない時期が続いたが、すばる望遠鏡及び、ケック望遠鏡による分光観測することができ、これまでのリストに加えることができた。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
地上望遠鏡による追観測は望遠鏡時間も獲得したが、2020年度からは、新型コロナ感染症の影響で望遠鏡の稼働が止まってしまい、観測できない時期があった。2020年11月の観測は、マウナケア山頂の雪による悪天候の為、実行できなかった。2021年にも観測時間を獲得したが、地上分光観測の面では、観測機会に恵まれなかった。その一方、欧州の位置天文衛星GAIAの新しいデータにより、我々の天体の距離と測光の精度が向上し、これまでのデータと合わせ引き続き解析を進めている。
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Strategy for Future Research Activity |
これまで得られたハッブル宇宙望遠鏡のデータ解析と地上望遠鏡による分光データの追観測データを統合し、また2022年6月に公開されるGAIA衛星の最新DR3データとも合わせ総合的な解析を進めていく。今後とも引き続き望遠鏡時間を獲得すると共に、観測を目指す。分光データが揃い次第、解析と論文化を進める。また、JWSTを含めた赤外望遠鏡、LSSTでの標準観測を目指し、データ提供を展開して行く。
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Causes of Carryover |
新型コロナウィルス感染症の影響により、参加を予定していた研究会はキャンセルもしくはオンラインによる開催に変更になった為、当初の渡航計画が進められなかった。海外の望遠鏡も渡航して観測することが止められていた時期があった為、予算の執行ができない時期があった。2022年度は、対面での学会が再開される予定であり、望遠鏡も稼働しているので、当初の予定通り適切に予算を執行していきたいと考えている。
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Research Products
(11 results)
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[Journal Article] A Reference Survey for Supernova Cosmology with the Nancy Grace Roman Space Telescope2021
Author(s)
Rose, B. M, Baltay, C., Hounsell, R., Macias, P., Rubin, D., Scolnic, D et al.
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Journal Title
arxiv
Volume: 2111.03081
Pages: 03081
Open Access / Int'l Joint Research
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