2022 Fiscal Year Research-status Report
Numerical analysis of noise suppression by asymmetric helical modes combination in a supersonic jet.
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18K03945
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Research Institution | University of Toyama |
Principal Investigator |
渡邊 大輔 富山大学, 学術研究部工学系, 講師 (70363033)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2024-03-31
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Keywords | 超音速ジェット / マッハ波 / 線形安定性解析 / DNS |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度では,これまで確認されたM=2.0 (Mc=1.0), Re=2000の超音速乱流ジェットに,制御用流入撹乱として同一振幅・同一振動数の回転方向が異なる線形不安定なヘリカルモードを組み合わせた速度変動をジェット中心速度の10%の大きさで加えた結果,加えられた低い位相速度を持つ第三ヘリカルモードペアの増幅によりジェットせん断層の拡散が促進すされることによりマッハ波の低減効果を有するという知見に対し,より高いレイノルズ数およびマッハ数におけるジェットから放射されるマッハ波の低減効果の可能性を探るため,線形安定性解析により低速な位相速度を持つ不安定波に対するジェットせん断層厚さに対する影響を調査を行った.線形安定性解析には空間の離散化にフーリエ級数を用いた高精度のスペクトル法を用い計算を行い以下のことを確認した. マッハ数の増加に伴いヘリカルモードペア増幅によるジェットの拡散効果は低下する.また,マッハ数の増加に伴いヘリカルモードペア増幅に伴う拡散時にジェットから放射される圧力変動は大きくなる.すべてのモードが超音速の位相速度となるM=2.4においても,ヘリカルモード周方向波数が大きくなるにつれ位相速度が下がり,ヘリカルモードペア増幅に伴う拡散時にジェットから放射される圧力変動は小さくなる.このことは,高マッハ数において位相速度が超音速となっても,相対的に低い位相速度のヘリカルモードをジェットに加えることにより,マッハ波を低減できる可能性がある.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由 昨年度に引き続きコロナウィルス感染拡大により、遠隔授業等の準備に時間を取られ十分な研究時間の確保が難しい状況となり、当初計画の国際会議等での成果発表ができなかった。また、使用を予定していた東京大学のスーパーコンピューターシステムの更新があり、解析用シミュレーションコードのチューニングに時間がかかり研究計画より遅れが生じた。
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Strategy for Future Research Activity |
こでまでの研究成果をまとめ、国際会議や論文の投稿を行う。
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Causes of Carryover |
コロナウィルス感染症の蔓延により、国際会議での成果発表を見送ったため。
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