2019 Fiscal Year Research-status Report
Non-energized above-knee prosthesis capable of ascending & descending stairs
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18K04057
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
小金澤 鋼一 東海大学, 工学部, 教授 (10178246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 洋 東海大学, 体育学部, 教授 (30372949)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 大腿義足 / 油圧回路 / 無動力 / 階段昇降 |
Outline of Annual Research Achievements |
2018年度に開発した試作機を用いた歩行実験により,開発した義足機構の有効性が確認されたので,2019年度においては,より実用性,装飾性を高めることを目指した機構の改良を行った. 1つは,軽量化および,下腿のコスメラバーを使用できるほどのスリム化を目指した機構改良であり,膝関節と足関節の油圧シリンダーを分離し,油圧管路で繋ぐ方式とした. 油圧回路を全て設計開発するところまで至らなく,市販されている流量調節弁,アキュムレータ等を用いて歩行実験を行った結果,平地歩行,階段昇降ほぼ前モデルと同様に可能であることを確認している.また,圧力センサを用いて歩行中の油圧管路の内圧を測定した結果,階段降段歩行において最大30GPが発生することを確認した. それを踏まえ,全油圧管路の設計を行い,現在,部品の加工依頼を行っている.部品が到着し次第,組み立てと歩行実験をおこなっていく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
新設計の油圧パーツを用いて歩行実験を行ったところ,油圧漏れ,絞り弁の調節の困難さなどの不具合が見つかり,現在改良した部品の加工依頼を行っているが,概ね想定内のスケジュールで進んでいる.ただし,COVID19の影響で,現在研究がストップしている.
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Strategy for Future Research Activity |
発注している油圧パーツが到着し次第,組み立てを行い,夏前には歩行実験を行う予定である. さらに,その結果を踏まえ,さらなる改良を検討し,部品の発注を行い,9月以降に再歩行実験を行う.
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Causes of Carryover |
油圧部品を設計/開発し,実験を行った結果,油圧漏れ等の不具合が発生したため,新たな設計を行い部品の再発注を行った.その再設計が遅れ発注も遅れたので,COVID19の影響もあり加工費等の支払いが昨年度,間に合わなかった.
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