2020 Fiscal Year Research-status Report
Non-energized above-knee prosthesis capable of ascending & descending stairs
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18K04057
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
小金澤 鋼一 東海大学, 工学部, 教授 (10178246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 洋 東海大学, 体育学部, 教授 (30372949)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 大腿義足 / 油圧システム / 階段昇降 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、開発した油圧システムを用いて、外部動力なしで階段の昇降が可能な大腿義足の開発を目的としている。膝関節と足関節の動きを油圧システムで連動させることにより、平地歩行に加え、階段の昇降が可能になることを実証している。2020年度においては2019年度に設計・開発したハードウェアの若干の改良を行い、健常者が義足を装着して行う歩行実験と大腿切断者による実験を行う予定であった。しかしながら、COVID-19のためキャンパス内への学生の入構が前期において禁止となり、パーツの改良と組立が完了したのが10月であった。さらに、健常者による歩行実験は行うことができたが、障害者による実験はやはり感染防止の観点からできなかった。 健常者による歩行実験は所与の成果を上げ、12月に行われたバイオメカニズム学術講演会で、その内容を発表した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
本研究は、人間、特に障害者を対象として行う実験が含まれており、その予備実験として健常者による歩行実験を行うことはできたが、障害者に依頼して行う実験は行うことができなかった。
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Strategy for Future Research Activity |
平地歩行および階段昇り、階段降りのモード設定を被験者が簡単に行うことのできるマニュアルコントローラを開発する。, 大腿切断者に依頼して義足を装着してもらい、歩行実験を行う。 成果をまとめ、国際・国内学会で発表し、論文を作成する。 共同研究を行っている企業と製品化に向けたハードウェアの開発を始める。
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Causes of Carryover |
本研究では人間、特に大腿切断者に義足を装着してもらい、歩行実験を行うことで性能の確認とフィールド試験を行う予定であったが、2020年度においてはCOVID-19の影響で行うことができなかった。そのため、学外被験者への謝礼等に計上していた費用等が未使用となった。
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