2022 Fiscal Year Annual Research Report
Non-energized above-knee prosthesis capable of ascending & descending stairs
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18K04057
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Research Institution | Tokai University |
Principal Investigator |
小金澤 鋼一 東海大学, スポーツ医科学研究所, 研究員 (10178246)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
山田 洋 東海大学, 体育学部, 教授 (30372949)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 大腿義足 / 油圧 / 階段昇降 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では独自の閉管路油圧システムを用い、外部動力なしで階段の昇降が可能な大腿義足の開発を目的とした。膝関節と足関節の動きを油圧システムで連動させることにより、平地歩行に加え段の昇降が可能になることを実証した。 2018-2019年度においては試作機1号を完成させ、健常者による歩行実験(平地歩行および階段歩行)を成功させた。この成果を踏まえ、より細部の改良を加えた試作2号機の設計を開始したが、COVID-19蔓延のため中断を余儀なくされた。しかしながら、2021年度に試作2号機が完成し、歩行実験を行い性能を確認した。 2022年度には提携する企業と共同し、製品化を視座に入れた設計に着手している。油圧管路を簡略化し、内部圧力を綿密に考慮したシリンダーの設計を行った。また、油圧ホースを全廃し、全て内部配管とした。ほぼ健常足に近いサイズと重量をもつ設計となっている。 現在、3Dプリンタを用いたモックアップモデルを完成させ、検討を行っている。2023年度においてハードウェアを完成させ、複数の障害者によるフィールドテストを行っていく予定である。
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