2018 Fiscal Year Research-status Report
AR技術を用いたワイヤレス給電システムの可視化に関する研究
Project/Area Number |
18K04116
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Research Institution | Sendai National College of Technology |
Principal Investigator |
袁 巧微 仙台高等専門学校, 総合工学科, 教授 (80509729)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
今野 佳祐 東北大学, 工学研究科, 助教 (20633374)
陳 強 東北大学, 工学研究科, 教授 (30261580)
佐藤 拓 仙台高等専門学校, 総合工学科, 准教授 (30451545)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | AR技術 / WPT / 無線電力伝送 / 無線 / 効率 / 電磁界可視化 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究ではワイヤレス給電の安全面に関する社会の懸念を払拭する観点で,電磁界解析及び測定技術と拡張現実AR(Augmented Reality)技術を組み合わせることで,ワイヤレス給電システムの近傍電磁界の可視化を試み,ワイヤレス給電システム周辺の電磁界分布をリアルタイムで把握することで,無線電力伝送システムの安全性を確認しながら,システム普及の加速とユーザの安心感の向上を図ることを目的とする.H30年度はKHz/MHz帯の固定/移動体無線電力伝送システムの構築を目標に対し,ほぼ完成した.詳細は下記の通りです. 1.送電電力の制御及び金属などの異物が周囲にある際にも動作するロバストな受電回路を新たに構築することができ,評価までは至らなかった. 2.独自に開発した効率評価プログラムを用い,金属及びフェライトなどの異物がワイヤレス給電システムの効率に及ぼす影響を評価し,効率が低下しにくいワイヤレス給電システムを構築がある程度に成功した. 3.多送電多受電を有するシステムに関する最大伝送効率及び最大伝送効率を達成する条件の導出に成功し,論文と特許の出願も果たした. 2019年度には送電電力の制御及び金属などの異物が周囲にある際にも動作するロバストな受電回路の確認と評価すると共に,電磁界測定センサの作成を完成する予定である.電界センサは微小ダイポール,磁界センサは電磁誘導を利用する微小コイルとホール効果を利用するセンサを用いる予定である.どのセンサに対しても,高感度・小型が必須条件となる.また磁場の近傍結合を用いられる大電力ワイヤレス給電システムに対して,強い磁場に耐えられる磁場センサの試作も課題を解決していく予定である.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
3: Progress in research has been slightly delayed.
Reason
送電電力の制御及び金属などの異物が周囲にある際にも動作するロバストな受電回路を新たに構築することができたが,確認及び評価までは至らなかった.理由としては,制御回路が複雑で,バッグとりはまだ完成できなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
2019年度には送電電力の制御及び金属などの異物が周囲にある際にも動作するロバストな受電回路の確認と評価すると共に,電磁界測定センサの作成を完成する予定である.電界センサは微小ダイポール,磁界センサは電磁誘導を利用する微小コイルとホール効果を利用するセンサを用いる予定である.どのセンサに対しても,高感度・小型が必須条件となる.また磁場の近傍結合を用いられる大電力ワイヤレス給電システムに対して,強い磁場に耐えられる磁場センサの試作も課題を解決していく予定である.
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