2019 Fiscal Year Research-status Report
Realization of optical underwater wireless communication capable of long distance and multiple transmission
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18K04145
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
松元 隆博 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (10304495)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松藤 信哉 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (00173873)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 光無線通信 / 水中通信 / 光CDMA / 光ZCZ系列 / ZCZ-CDMA方式 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は,提案する光CDMA技術を適用した多段中継伝送方式を実現するために,それで用いられる送信機と受信機をFPGA(MMS・MU200-SXⅡ),AD変換器(MMS・MU200-XAD), DA変換器(MMS・MU200-XDA),LED,APD(浜松ホトニクス・C5331-03)を用いて試作した.LEDは,光の波長による性能の比較を行うために,赤色、青色、緑色、及び白色の4種類の色のLEDを用いた.ここでは特に系列に特化した符号発生器とマッチドフィルタの小規模な構成法の検討を行い,回路を省電力にする構成法を検討し,それぞれFPGA上に試作した.送信機と受信機のテストには既存の任意波形発生器(テクトロニクス・AFG3252)とスペクトルアナライザ(キーサイト・N1996A),光パワーメータ(ADC・8250A)に加え,新規に購入したデジタルオシロスコープ(テクトロニクス・MSOX3034T)を使用した.その結果,伝送実験を行うための送受信機の準備が整った.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初予定していた(1)小規模な符号発生器の設計、(2)小規模なマッチドフィルタの設計,(3)LED, APD,FPGAを用いた送受信機の試作が達成出来たので、現在までの研究は概ね順調に進展しているといえる。
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Strategy for Future Research Activity |
実機による伝送実験を行うための,送受信機の準備が整ったので、水槽を用いた伝送実験による通信方式の性能評価を行っていく.
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Causes of Carryover |
本年度予定していた論文誌掲載料や国際会議参加費,出張費の一部を大学の経費で支払えたために残金が発生した.次年度にそれらのために使用する予定である.
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