2020 Fiscal Year Research-status Report
Realization of optical underwater wireless communication capable of long distance and multiple transmission
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18K04145
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Research Institution | Yamaguchi University |
Principal Investigator |
松元 隆博 山口大学, 大学院創成科学研究科, 准教授 (10304495)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
松藤 信哉 山口大学, 大学院創成科学研究科, 教授 (00173873)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | 光無線通信 / 水中通信 / 光CDMA / 光ZCZ系列 / ZCZ-CDMA方式 |
Outline of Annual Research Achievements |
今年度は、前年度に光の波長による性能の比較を行うために,赤色、青色、緑色の3種類の色のLEDを用いた送信機を試作したが,光度に大きな違いがあったことから再度試作し直した.その後,動作実験を兼ねて,前年度に試作した受信機と今年度試作し直した送信機を用いた空間伝送実験を行った.その結果,近距離ではエラーフリーで通信できることが確認でき,送受信機が正しく動作することを確認した. また,効率良く通信を行なうためのパルス位置変調(PPM)による光符号分割多重接続(CDMA)方式に適した新たな系列の設計方法を提案し,相関特性の評価を行い,海中光無線通信にも適用できる見通しを立てた.
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
新型コロナの影響で対面による実験をする時間が制限され,水中実験等を行うまでに至らなかった.
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Strategy for Future Research Activity |
新型コロナの影響により,実験をする時間が制限されているが,少人数で実験できるように工夫し,多くのデータを取得し問題点の解明とその対策の検討を行なう.
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Causes of Carryover |
本年度予定していた実験経費や国際会議参加費,出張費が新型コロナの影響で、実験の進捗が遅かったことと、海外出張等出来なかったために残金が発生した.次年度まで研究期間を延長し、それらのために使用する予定である.もし出張が出来ない場合は実験設備の充実に充てる予定である。
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Research Products
(11 results)