Odor control for livestock production facilities

2020 Fiscal Year Annual Research Report

• Project/Area Number: 18K04458
• Research Institution: Kumamoto University
• Principal Investigator: 長谷川 麻子 熊本大学, 大学院先端科学研究部(工), 准教授 (80347004)
• Co-Investigator(Kenkyū-buntansha): 戸田 敬 熊本大学, 大学院先端科学研究部(理), 教授 (90264275)
• Project Period (FY): 2018-04-01 – 2021-03-31
• Keywords: 脱臭 / ガス除去 / アンモニア

Outline of Annual Research Achievements

畜舎から放散される臭気成分のうち、ガス発生方法や計測方法が容易なアンモニアガスを採用し、パーミエーションチューブを用いて定常濃度発生させることができた。このガスを用いて、除去性能試験を行うことができる安価な装置を開発し、流路に設置した粒状の除去材について初期性能の「除去率」を得ることができるだけではなく、それを長期間計測することにより積分値から長期性能としての「除去容量」を得ることができた。
本研究で用いた脱臭資材は、リモナイトや赤玉土といった熊本県内で容易に入手できる材料を選定しており、特にリモナイトの場合は阿蘇周辺で無尽蔵に採掘可能で、薬剤等が不要なリサイクル処理ができるので、地産地消や環境負荷低減にも貢献できる。実機試験には至らなかったが、これらの結果を用いれば、畜舎に隣接してスクラバーのような形状の脱臭装置を設計・設置することができ、脱臭資材の交換時期も計画することができると考えられる。