2022 Fiscal Year Annual Research Report
Development of Large Scale Multi-Agent Simulation Platform and its application to Social Simulation
Project/Area Number |
18K04623
|
Research Institution | Doshisha University |
Principal Investigator |
芳賀 博英 同志社大学, 理工学部, 教授 (30268114)
|
Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
|
Keywords | マルチエージェント / 大規模シミュレーション / データ駆動システム / 社会シミュレーション / GPGPU |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では,大規模マルチエージェントシステムの基盤の構築と,とそれを通した大規模シミュレーションの実施を目標とした.研究開始当初では,具体的なアプリケーションとして,選挙制度のシミュレーションを行い,現在の日本の選挙制度の課題を,データに基づいて指摘することができた.さらに,この技術を数学の分野に応用し,熱伝導方程式および波動方程式の数値計算を行い,成功した.この方法を国際学会で発表したところ,多大な興味を喚起し,その後国際共同研究に発展し,現在に至っている. 2022年度は,これまでの成果のまとめとして,共同研究者とともに,マルチエージェントモデリング,データ駆動モデリングをテーマとした国際ジャーナルJournal of Applied Mathematics and Statistics - Mathematics of Computation and Data ScienceでAdvances in Data-Driven Approaches and Modeling of Complex Systemsという特集号を企画した.最終的に9編の論文が受理された.報告者はこの編集の計画段階から参加した.投稿された論文の多くは東南アジアからのものであったが,この論文誌を通して,主として東南アジアに関連領域の研究者の育成に貢献できた.本特集論文誌は2023年7月に刊行予定である. また,本課題の成果をもとにして,マレーシアのペナン島にあるマレーシア科学大学(Universiti Sains Malaysia: USM)で集中講義および特別講演を特別講演を行なった.さらに同大学のAcademic Fellowに就任し,この手法の普及に努めている.
|
Research Products
(2 results)