2021 Fiscal Year Research-status Report
超低コスト高効率pnヘテロ及びホモ接合Cu2O系太陽電池に関する研究
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18K04945
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Research Institution | Kanazawa Institute of Technology |
Principal Investigator |
宮田 俊弘 金沢工業大学, 工学部, 教授 (30257448)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2023-03-31
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Keywords | 亜酸化銅 / 太陽電池 / 低温成膜 / 大面積成膜 |
Outline of Annual Research Achievements |
本年度は、昨年度コロナウイルス感染症の影響により大幅な研究計画の遅れが生じたことに鑑み、研究目標を新規なn形及びi形半導体薄膜の材料開発及びCu2O表面へのダメージフリーな成膜技術の高度化、大面積成膜技術の確立の実施に絞り、具体的には以下の研究項目を計画していた【①Cu2O表面へのダメージフリーな大面積n形半導体薄膜成膜技術の確立】大面積・高速成膜に最も適した成膜技術の一つであるマグネトロンスパッタ法を用いてCu2O表面へのダメージフリーな大面積n形半導体薄膜成膜技術を確立する。申請者らが独自に開発した基板へのプラズマダメージを大幅に軽減できる高周波重畳直流マグネトロンスパッタ技術を駆使して大型(基板サイズ:30cm角)パネルに適合する薄膜形成技術を確立することを目標とした。しかしながら、今年度も蔓延防止等重点措置の対象地区に繰り返し指定される等、新型コロナ感染状況の影響により、実験計画の大部分は実施が困難な状況が継続した結果、計画の進捗は大幅に遅れている。 また、昨年度研究目標としていた【②太陽電池パネルの試作】上記高周波重畳直流マグネトロンスパッタ技術を用いて、5cm角以上の大面積太陽電池セルを作製し、それらを複数個接続した太陽電池パネルの試作。並びに【③太陽電池パネルの長期太陽光暴露試験の実施】試作した5cm角以上の大面積太陽電池セル及び太陽電池パネルを現有する恒温・恒湿試験装置内に設置し、JISで定められた太陽電池信頼性試験条件下での長期安定性試験、及び(2)温度変化サイクル耐性試験については、令和4年度に実施の予定である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
理由 上記研究実績の概要でも述べたように、新型コロナ感染状況の拡大により、実験計画の大部分は実施が困難な状況が継続した結果、計画の進捗は大幅に遅れている。
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Strategy for Future Research Activity |
今後の研究の推進については、令和4年度は徐々に社会生活がコロナ以前の状態に戻っていくとこが期待できるので、これまでの遅れを取り戻すべく研究計画を前進させたいと考えている。しかしながら、コロナ感染状況の動向によっては再び研究の実施が困難になることも予想されるため、注意深く研究を進めていく予定である。
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Causes of Carryover |
新型コロナウイルス感染拡大により、実験研究の実施が極めて困難な状況が継続しており、予定していた物品の購入、国際会議等への出張旅費の支出が不可能になったため。
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