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2023 Fiscal Year Annual Research Report

Research on disease investigation and healthy growth methods of moss panels for wall greening

Research Project

Project/Area Number 18K05708
Research InstitutionTokyo Metropolitan University

Principal Investigator

古川 聡子  東京都立大学, 理学研究科, 助教 (00221565)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2024-03-31
Keywords都市緑化 / コケ類 / 法面
Outline of Annual Research Achievements

ヒートアイランド現象改善は、大都市の緊急課題であるが、気象庁がヒートアイランド現象の要因を評価したところ、建物の反射熱が大きな原因であり、従来主原因と考えられていたエアコン等の人工排熱は他の要因に比べると寄与の度合いが小さいことが分かった(2006年 気象庁)。このような中で壁面、特に垂直壁面を覆うことはヒートアイランド現象低減の本質的な策となりえる。
本研究では、ヒートアイランド現象改善のための都市緑化資材として、コケ類、ツタ類に着目し基礎的な研究を行った。ただし、コロナの影響がとても大きく研究期間の大半で都市部での調査が行えなかったため、重点を都市緑化コケ類、ツタ類の研究から新しい緑化資材としてのイタドリの可能性についての研究に移して調査研究を行った。
蘚苔類による緑化施工現場の実態調査に関しては、多くの屋上面法面で軽度以上の障害が観察された。その中から数種の病原菌が単離されたが、大規模な障害の原因は病害よりも法面の角度や日照が影響を与えることが分かった。また水の供給法も前期要員同様に大きな影響を与えることが分かり、水分供給のコントロールシステムが必要であることが示唆された。
ツタ類に関しては、湿度、温度、日照がどのような環境であっても病害はほとんど観察されず植栽方法を検討することにより緑化資材として有効であることが改めて示唆された。イタドリに関しては、病害が広く観察されたが、成長が速く、全国いたるところで生育可能であることから緑化資材として適切である可能性が見いだされた。

  • Research Products

    (1 results)

All 2024

All Presentation (1 results)

  • [Presentation] 多年生草本植物イタドリFallopia japonicaにおけるLasiodiplodia属菌の感染様式と地理分布2024

    • Author(s)
      中野美希、鈴木準一朗、古川聡子
    • Organizer
      日本植物病理学会

URL: 

Published: 2024-12-25  

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