2019 Fiscal Year Research-status Report
Development of MODY5 model mouse using blastocyst complementation
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18K06044
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Research Institution | Central Institute for Experimental Animals |
Principal Investigator |
橋本 晴夫 公益財団法人実験動物中央研究所, 教育・研修室, 研究員 (30353478)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
外丸 祐介 広島大学, 自然科学研究支援開発センター, 教授 (90309352)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | MODY5 / 糖尿病 / 胚盤胞補完法 / 腎疾患 |
Outline of Annual Research Achievements |
マウスHNF-1β遺伝子に対するshRNAユニットのターゲット、①gcagaatgtttgcaacgagg、②acggcctaggctccaacttg、③tccgtgtctacaactggttcの3つのベクターをミックスし、マウスES細胞に導入した。ベクターには導入マーカーとしてGFPを付加したので、キメラ作製時にES由来を区別することができる。このES細胞を膵臓を欠損するPDX-1ノックアウトマウスの胚盤胞に注入した(MODY5)。その結果、雌6匹、雄4匹のPDX-1ホモノックアウトマウスを得た。これらのキメラは、GFPのみを導入したES細胞由来のキメラ(Control)に対して耐糖能障害を示した。MODY5の雄はいずれもグルコスース負荷試験時のピークが500mg/dlを超える劇症型の糖尿病であった。PDX-1ホモノックアウトの雌6匹もグルコスース負荷試験時のピークが500mg/dlを超える劇症型糖尿病であった。これはES細胞に導入されたshRNAによるHNF-1β遺伝子の抑制効果が良かったと考えられる。これらのマウスの膵臓は、免疫染色観察用にサンプリングしており、インスリン分泌を確認するためプレパラートの作製を行う。 腎臓に関してはSallヘテロ1ノックアウトマウスの受精卵を326個作製し、凍結保存した。今後、これらの受精卵に膵臓と同様にHNF-1βのshRNAユニットを導入したES細胞をインジェクションし、腎疾患が起こるか検証する。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
昨年10月までshRNAベクターをES細胞に導入することができなかったため、実験の進行が遅れていたが、PDX-1ホモのキメラマウスは予想より効率的に得られたため、予定にほぼ追い付くことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
今年度、膵臓のMODY5については、免疫染色を行いインスリンの分泌の有無とランゲルハンス島の形態について調べる。 腎臓についてはES細胞を胚盤胞期卵へインジェクションし、キメラマウスの作製と腎臓の組織切片観察を行う。 これら2つのデータから胚盤胞補完法によるMODY5作製が可能であり、かつ臓器特異的疾患モデルの樹立が可能であることを示す。
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Causes of Carryover |
今年度は4,738円が余ったが、研究費全体からみると軽微な差であり、先にも述べたように実験の進度は順調である。
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Research Products
(6 results)