2018 Fiscal Year Research-status Report
Multi-source analyses exploring robust biomarkers for dementia
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18K06193
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Research Institution | Obihiro University of Agriculture and Veterinary Medicine |
Principal Investigator |
茅野 光範 帯広畜産大学, 畜産学部, 講師 (20590095)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2022-03-31
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Keywords | メタアナリシス / アルツハイマー病 / RNA / 血液 / 脳 |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究では、世界中の認知症患者の膨大な遺伝子発現解析結果とネットワーク解析結果(マルチソース)を統合解析し、汎用的な認知症バイオマーカーとなるRNAを探索し、認知症の早期発見に貢献する。今年度は、まず、遺伝子発現解析結果の統合解析のための統計理論の開発を行った(論文投稿準備中のため詳細は割愛する)。現在、アルツハイマー病を対象として、血中RNA発現解析結果(先行研究の結果)をまとめている途中で、データがまとまり次第、開発した理論を適用して、発現解析結果の統合解析を行う予定である。また、血中RNAネットワーク解析を行っている途中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
遺伝子発現解析結果の統合解析理論の開発が当初の計画よりも順調に進んだ。血中RNA発現解析結果のまとめと統合解析、血中RNAネットワーク解析は次年度以降の課題とする。
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Strategy for Future Research Activity |
まず、次年度に、アルツハイマー病患者の血中RNA発現解析結果のまとめと統合解析を優先的に実施する。血中RNAネットワーク解析も行う。その後、本研究課題の残りの計画、つまり、脳内RNA発現解析結果の統合解析、脳内RNAのネットワーク解析とその統合解析、血中RNAネットワークの統合解析を検討する。
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Causes of Carryover |
今年度は理論の開発を中心に行ったため、年度後半から雇用予定であった解析補助員の人件費が不要であった。また同じ理由から学会参加・発表のための旅費も当初の1/3程度で済んだ。次年度使用額は人件費を中心に使用する予定である。
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