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2020 Fiscal Year Research-status Report

competition using information among males in fish

Research Project

Project/Area Number 18K06427
Research InstitutionOsaka City University

Principal Investigator

太田 和孝  大阪市立大学, 大学院理学研究科, 博士奨励研究員 (50527900)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2022-03-31
Keywords代替繁殖戦術 / 意思決定 / 繁殖 / 移動生態学
Outline of Annual Research Achievements

浅海性魚類ヘビギンポを用いて繁殖をめぐる争いを「情報戦争」の観点からアプローチしすることでスニーキング戦術の進化に関する理解を深めることを目指した。その目的に沿って,本年度は,スニーカーとなわばり雄の両視点,つまり「どのように繁殖の機会を得るのか」「どのように阻止するのか」という視点から詳細な野外調査を本種の繁殖が活性化する5月から実施する予定だった。しかし,この期間は新型コロナの蔓延に伴う緊急事態宣言の発令中及びその直後であったため,やむを得ず野外調査の中止を決断した。そのため,今年度は昨年までのデータの解析とまとめ(論文化)などが研究活動の中心となった。得られた成果として,スニーカーはスニーキングを狙っている間は周囲への警戒が部分的に疎かになることが実験によって明らかとなり,これにより,スニーカーはなわばり雄の観察を通して情報を得ることが市のリスクと引き換えであることが分かった。この成果は論文として公表された。また,なわばり雄とスニーカーの動きを移動生態学の観点から解析し,両者ともブラウン運動で説明できそうはパターンが見出された。またスニーカーにおいて成功と失敗の前後で行動が異なり,成功後は同じ行動を繰り返しやすいこともわかった。これらのことから,トライアル・アンド・エラーのやり方で成功場所を模索するプロセスがスニーカーにとって重要であることが示唆された。但し,データが少ないので来年度の調査でデータを増やす必要がある。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

4: Progress in research has been delayed.

Reason

野外調査ができなかったため遅れた。

Strategy for Future Research Activity

延長申請が通ったので,本年度に行う予定だった計画を来年度にそのまま持ち越す予定である。

Causes of Carryover

今年度の調査を中止したため,調査費が使われないまま残ることとなった。
来年度は本年度予定していた調査をそのまま実施する予定である。

  • Research Products

    (1 results)

All 2020

All Journal Article (1 results) (of which Peer Reviewed: 1 results)

  • [Journal Article] Sneakers take a predation risk to gain sneaking opportunities2020

    • Author(s)
      Ota Kazutaka
    • Journal Title

      Animal Behaviour

      Volume: 167 Pages: 255-262

    • DOI

      10.1016/j.anbehav.2020.07.020

    • Peer Reviewed

URL: 

Published: 2021-12-27  

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