2018 Fiscal Year Research-status Report
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18K06446
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Research Institution | Fukushima University |
Principal Investigator |
高原 円 福島大学, 共生システム理工学類, 准教授 (20454150)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 睡眠 / 脳波 / 聴覚 |
Outline of Annual Research Achievements |
睡眠中のヒトが環境の音を「聞く」しくみを,意識統合レベルとの対応関係から生理学的アプローチにより明らかにする。記録した脳波より得られる事象関連電位から外界音への脳の応答性を算出し,被験者自身の夢見報告との対応関係を示すことで,睡眠中に「聞こえた」という体験が生じるのに充たされるべき意識統合レベルと脳活動の要件を明確にする。本年度は睡眠学会やヨーロッパ睡眠学会等の学会に参加し,発表を行うことで必要な資料・情報収集や研究打ち合わせと実験を実施するための機器の選定,人材の確保を中心に行った。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
必要な生理学実験を実際に行う準備が順調に進められていると考えている。
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Strategy for Future Research Activity |
生理学的実験を行っていく。研究室の人手が少なくなったので,当初の想定よりも長期間実験を行う必要があると考えている。そのため,被験者確保の工夫や早めに取りかかり進めていくことなどを検討している。
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Causes of Carryover |
脳波測定に使用する機器の選定に時間がかかり,機器の購入に至らなかったため,次年度使用が生じた。次年度は,脳波測定に使用する機器の購入と,その機器を使用した実験を行う上で必要な各種デバイスの購入を行う予定である。
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