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2018 Fiscal Year Research-status Report

Effects of daily light exposure at night on energy expenditure

Research Project

Project/Area Number 18K06450
Research InstitutionFukuoka Women's University

Principal Investigator

福田 裕美  福岡女子大学, 国際文理学部, 助教 (50551412)

Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) 森田 健  福岡女子大学, 人間環境科学研究科, 教授 (20326474)
Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
KeywordsBMI / 夜間の光 / モニター画面 / エネルギー消費
Outline of Annual Research Achievements

夜間の光暴露は、肥満や高脂血症の増加と相関があることが報告されているが、光の暴露が直接の原因となるのか、それとも夜間の食事量や回数が増加した結果を反映しているのか明らかではなかった。申請者らは過去の研究で、夜間に明るい光環境で過ごすとエネルギー消費の一種である食事誘発性熱産生(DIT)の日内リズムが乱れることを示し、夜間の光暴露が直接エネルギー消費に影響を及ぼしていることを明らかにした。
本研究では、実際の夜間の室内照明や、スマートフォンなどの液晶ディスプレイの利用によって暴露される光の実態を把握し、そのエネルギー消費への影響を把握することを目的としている。さらに、研究から得られた成果はデータベース化し、生活習慣病の予防や健康増進のために、照明計画や液晶ディスプレイ利用の指針化を図る。
2018年度は、日常生活における生活時間や夜間の光暴露の現状(室内照明および利用する液晶ディスプレイの種類と時間など)と体格(BMI)との関係を、自記式質問紙で調査した。対象は、大学生は特に生活習慣が乱れやすく、改善効果が高いと考えられることから、大学生男女(九州大学、九州産業大学、東海大学、福岡女子大学の男女学生311名)とした。有効回答288名(男性165名、女性123名、18-23歳)を得た。質問紙の内容は、生活習慣、体型への関心、液晶ディスプレイの利用状況等に関する質問項目から構成されるものとした。調査結果から、大学生が夜間にモニター画面からの光に暴露される時間は、2~3時間であり、その光源の約7割はスマートフォンであることが明らかとなった。また、BMIには運動時間、居住形態(一人暮らしか家族と同居か)、そして夜間の電子機器使用時間が関係していることが明らかとなった。

Current Status of Research Progress
Current Status of Research Progress

2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.

Reason

予定通り、日常生活における生活時間や夜間の光暴露の現状と体格(BMI)との関係を明らかにするための調査を行った。

Strategy for Future Research Activity

2019年度は、生活習慣の中で夜間に受ける光がエネルギー消費へ及ぼす影響を、実験的に把握する。比較対象は、一般的な室内照度(250 lx )や消灯後の照度(10 lx以下)が考えられる。被験者は健康な女子大学生12名程度の予定である。申請者らが過去に行った研 究を参考に、夜間の光条件(例:①250 lx+液晶ディスプレイ光、②250 lx、③10 lx)のエネルギー消費への影響を、光条件 下の夜間と翌日の昼食時に測定する。DITは食後8時間程度持続することから、被験食を1日目の8時と20時前後、2日目の12時に 摂取し、その他の時間は水のみ摂取可とする。1日目の20時前後と2日目の12時前後で呼吸代謝測定装置を用いて安静時代謝量を 測定し、各食事前と比較して食後に増加した安静時代謝量がDITとなる。食後数回にわたって精密体重計を用いて体重を測定し 、DITの増加と体重減少の関係を把握する。また、光刺激からエネルギー消費への情報伝達のメカニズムを解明するため、心拍 変動を周波数解析することで得られる自律神経活動や、夜間の唾液中メラトニンや朝方のコルチゾールの分泌の関与を検討する 。

Causes of Carryover

実験室の環境測定に使用する機器(分光放射照度計)の購入ができなかったため、予算繰越金が生じた。2019年度に機器を購入し、実験環境の調整を行う。

  • Research Products

    (2 results)

All 2018 Other

All Presentation (1 results) Remarks (1 results)

  • [Presentation] 大学生のスマートフォン使用状況とエネルギー消費への影響2018

    • Author(s)
      福田裕美, 古賀美希, 森田健
    • Organizer
      日本生理人類学会第77回大会
  • [Remarks] 広島修道大学教員情報

    • URL

      https://shu-lab.shudo-u.ac.jp/shuhp/KgApp?kyoinId=ymdbgeokggy

URL: 

Published: 2019-12-27  

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