2018 Fiscal Year Research-status Report
A validation study of effects of health promotion at pharmacy for preventing locomotive syndrome
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18K06754
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
菊池 千草 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 講師 (20444987)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
鈴木 匡 名古屋市立大学, 大学院薬学研究科, 教授 (20555081)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 健康サポート薬局 / ロコモティブシンドローム / 健康寿命の延伸 / 介護予防 / 地域包括ケア |
Outline of Annual Research Achievements |
健康寿命の延伸に関して薬局への期待は大きい。平成28年より健康サポート薬局制度が、開始された。薬局での健康サポート業務を確立し、その効果を科学的に検証することが喫緊の課題である。本研究の目的は薬局での新しい健康サポート業務としての継続したロコモティブシンドローム(ロコモ)予防活動の効果を明らかにし、薬局業務を科学的に検証することである。効果は地域住民の身体的機能と薬局活用状況により測定する。 はじめにパイロット研究の12症例の解析を行った。有害事象の発症はなかったことから薬局におけるロコトレ指導は安全を証明できた。また、12症例全てを最後まで終了することができたことから実行可能であることも明らかとなった。また、一部の測定項目に関しては有意な改善が認められ、3症例はロコモ度1から0に改善した。 パイロット研究の結果を踏まえ、研究計画を立案した。研究計画を立案する際には12店の薬局に研究の協力を呼びかけ、9店の薬局より承諾を得ることができた。9店の薬局薬剤師には研究倫理の講習を受講していただいた。薬局から地域高齢者団体の代表に研究への協力をお願いした。その結果9地域での実施が確定した。これらの結果より研究実施計画書を完成させ名古屋市立大学医学系研究倫理審査委員会へ申請し、その承認を得た。 研究実施計画書にのっとり、研究参加薬局の薬剤師を対象にロコトレ指導者養成研修を行った。 さらに、2つの地域住民に対し被験者候補を募集のための説明会等を行った。18名の被験者を登録し、観察期間を開始した。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初の予定通り、パイロット研究の解析から研究開始まで行うことができた。
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Strategy for Future Research Activity |
引き続き被験者を募集し、研究を実施していく。今年度中に残り8地域で開始予定である。
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Causes of Carryover |
2018年度は測定機器を送付しなかったため、送料分を次年度使用することとした。
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