2019 Fiscal Year Research-status Report
Molecular and morphofunctional study on the novel regulation system for reproduction based on the input of various enviromental information
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18K06860
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Research Institution | Nippon Medical School |
Principal Investigator |
小澤 一史 日本医科大学, 大学院医学研究科, 大学院教授 (60169290)
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Co-Investigator(Kenkyū-buntansha) |
岩田 衣世 日本医科大学, 医学部, 准教授 (00582991)
金谷 萌子 日本医科大学, 大学院医学研究科, ポストドクター (00759805) [Withdrawn]
石井 寛高 日本医科大学, 医学部, 准教授 (20445810)
服部 裕次郎 日本医科大学, 医学部, 講師 (40528436)
肥後 心平 日本医科大学, 医学部, 講師 (50623922)
渡辺 雄貴 日本医科大学, 医学部, 助教 (50781788)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | Kisspeptin / Sex steroids / HPG axis / Kisspeptin receptor / Estrogen receptor / GnRH / Nurtrition / DOHad theory |
Outline of Annual Research Achievements |
本研究は生殖制御に関して新規に見出されたKisspeptinとその含有ニューロンを統合中枢とする新たな生殖機能制御システムを基盤として、生殖機能に影響に影響を与える因子の変動と、Kisspeptin-GnRH-LH/FSH-Sex steroids軸の変動に関して、免疫組織化学法やin situ hybridization法等の組織化学的携帯研究法やRIAなどの生理学的研究手法、遺伝子解析などの分子生物学的研究手法を組み合 わせて解析することを目的としている。 今年度は主にKisspeptin受容体(GPR54)の脳内発現の検索、性差によるkisspeptin受容体の発現変化、代謝エネルギー制御とkisspetin-HPG軸の変動に関して、estrogen受容体アルファの変異体探査等においての研究が進展している。Kisspeptin受容体(GPR54)の脳内発現の検索、性差によるkisspeptin受容体の 発現変化に関しては高感度検出in situ hybridization法(RNAscope)の研究応用を確認し、脳全体のkisspetpin受容体発現の再確認、性差や雌における卵巣周期 に伴う変動などを明らかにした。また、ERアルファ及びベータの新たな変異体の発見とその機能に関しての研究も進でおり、一部は国際雑誌の論文として発表した。また、DOHaD theoryに基盤のおいて、母親の栄養状態に基づく出生仔の将来的生殖機能のcapacity変動についてのデータ解析も進めており、一部は現在論文投稿している。代謝エネルギーと生殖 制御システムの相関性に関しては、成長ホルモン欠損ラットにおけるkisspeptin-HPG軸の解析が進行中であり、またSTZを用いて作成する糖尿病モデルラットに おけるKisspeptin-HPG軸の機能形態学的解析を引き続き進行中である。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
2: Research has progressed on the whole more than it was originally planned.
Reason
当初研究計画で示した研究の約7割について、成果を得たもの、研究開始に至っているもの等、いずれもある。また本年度は一定数の論文を英文国際雑誌への発表出来た。加えて、投稿準備、あるいは投 稿直前に至っている成果もあり、ほぼ順調と判断できる
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Strategy for Future Research Activity |
本研究課題の最終年度であり、進行中の研究を完成させて、その成果を論文として国際雑誌に引き続き発表する努力を行う。現在蔓延しているCOVID-19の影響で、予定の研究になかなか手を加えられないことに忸怩たるものがあるが、与えられた環境、状況の中で出来得る最大限の努力を行い、当初の研究計画の完遂を目指す。
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Causes of Carryover |
研究費の使用計画を厳密に計算し運用してきたが、最終的に1592円の残額が出てしまったが、意図的なものではない。次年度に消化する。
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Research Products
(27 results)