2018 Fiscal Year Research-status Report
A search for novel RNA markers for uterine adenocarcinomas
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18K06994
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Research Institution | Nagoya City University |
Principal Investigator |
山下 依子 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 准教授 (90303643)
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Project Period (FY) |
2018-04-01 – 2021-03-31
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Keywords | 子宮頚部腺癌 / 子宮内膜癌 / マイクロRNA / マイクロアレイ / RNA-seq / in situ hybridization |
Outline of Annual Research Achievements |
初年度は予備実験と検体収集のためのカンファレンスを中心に行った。具体的には、マイクロRNAの検出のための次世代シークエンサーを予備的に施行し、またパラフィン切片を用いたin situ hybridizationの条件設定を行った。計画に沿って、学内に設置された次世代シークエンサーを用いたRNA-seq施行について検討し、実行可能ではないかとの検証結果を得た。一部では次世代シークエンサー解析とその結果について従来法を用いた実験による確認を行い、十分信頼できるデータが得られることを確かめた。また臨床とのカンファレンスを行うことによって検体の収集の具体的方法を確認し、該当症例のファイル化を開始することとした。したがって、当該年度では研究の結果について十分得ることはできなかった。また、当該年度の初めに子宮内膜癌においてP-REX2aの発現が予後不良因子であることをOncotarget誌で報告した。本研究計画とは直接には関係ないが、子宮内膜由来の悪性腫瘍155例のtissue microarrayを作成することができ、今後micro-RNAに対するin situ hybridizationを行うための準備として有用であると考えた。細胞株を用いたマイクロアレイ解析も行ったので、そのデータについては直接利用することも可能であると考えられた。初年度のため、全体的に準備で終わってしまった印象であるが、来年度以降に正確なデータを得るためにやむをえなかったと考えている。
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Current Status of Research Progress |
Current Status of Research Progress
4: Progress in research has been delayed.
Reason
検体の収集に時間を予想外に時間を有することがわかった。また、本計画では新たに次世代シークエンサーを使用するため、実験の施行場所や方法の検討と、条件設定等にも多くの時間を費やした。
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Strategy for Future Research Activity |
実験条件については進捗が得られたので、今後は検体の採集および網羅的解析実験の施行を行う。
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Causes of Carryover |
予備実験に費用が生じたが、網羅的解析実験を当該年度中に行うことができなかったため。
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Research Products
(1 results)