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2020 Fiscal Year Annual Research Report

Exploratory research for ccfDNA in Lynch syndrome

Research Project

Project/Area Number 18K07314
Research InstitutionTokyo Metropolitan Komagome Hospital (Clinical research laboratory)

Principal Investigator

山口 達郎  東京都立駒込病院(臨床研究室), 大腸外科, 部長 (10538482)

Project Period (FY) 2018-04-01 – 2021-03-31
Keywordsリンチ症候群 / ccfDNA / ddPCR法
Outline of Annual Research Achievements

【目的】ミスマッチ修復遺伝子の生殖細胞系列変異を原因とするリンチ症候群は、大腸癌や子宮内膜癌などの悪性腫瘍が好発する常染色体優性遺伝形式の疾患である。リンチ症候群の患者は一生涯に渡るサーベイランスが必要であり、遺伝性腫瘍疾患という心理的負担の他、検査に伴う身体的・経済的負担が問題である。近年、Liquid biopsyとして血液中に存在する癌細胞由来DNA(ccfDNA)の臨床応用が期待されている。そこで、本研究では、リンチ症候群に発生する腫瘍のほとんどがマイクロサテライト不安定性(MSI)を示すことに注目し、リンチ症候群患者のccfDNAを用いてMSI由来のDNAの変異解析を行い、新規発生する腫瘍のスクリーニングや、手術や化学療法の効果判定としての有用性について検討することを目的とした。
【方法】文書による説明と同意のもと、遺伝学的にリンチ症候群と診断された患者のサーベイランスにおいてccfDNAを採取し、MSIについて解析する。
【結果】リンチ症候群28名より延べ58回分の検体を採取した。解析方法①:次世代シーケンサーによる解析でMSIは同定できなかった。解析方法②:SNaPshot法による解析でもMSIは同定できなかった。解析方法③ddPCR法では、遺伝子多型によるMono27の異常を1例に認めた。また、3例にMSIを認めた。MSIを認めた3例中1例に盲腸癌、1例に回腸癌を認めた。
【結語】リンチ症候群のサーベイランスにおけるccfDNAにおいてddPCR法によるMSI解析は有用であった。

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Published: 2021-12-27  

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